• 濃厚煮干つけ麺 並盛(880円)

  • 煮干しの風味が非常に濃厚な、豚骨魚介の醤油味のつけダレ。ざらついてどろっとしており、黒い煮干しソースがかけられている。麺はわずかに縮れた太麺。水で締めてコシが強いが、硬すぎることはない。量は200g。大盛まで同価格。
    チャーシューは2種類。豚バラ肉は大きく、脂身が美味しくて食べ応えがある。豚モモ肉(かな?)はしっかりした食感で、タレを纏った濃いめの味付けで非常に美味。チャーシューの上には、三つ葉が葉と茎に分けて乗せられる。
    つけダレの具は刻みチャーシュー、メンマ、刻み玉ねぎ、刻みねぎ。

    豚骨が下支えしつつ、煮干しの旨味が前面に突出したつけダレ。そこに加わる煮干しソース。一口飲んで、美味いと確信を抱く。
    麺は適度なコシの強さで、濃厚なつけダレがよく絡む。互いの相性は抜群。
    チャーシューは2種類とも特徴があって、紛うことなき逸品。冷えて脂身は気になるが。個人的にはタレの味が強い方が好きかな。
    三つ葉は彩りと風味付け。最初から入れてしまうと、つけダレに負けるからね。
    つけダレの具では、刻み玉ねぎの食感がアクセント。刻みねぎも悪くない。

    200gの麺はあっという間になくなる。食べかけのチャーシューが取り残される格好で。でも、お腹は充分に満たされた。
    最後は卓上のポットからスープ割り。熱々で薄めの魚介出汁かな。たっぷり注いで、最後まで堪能したらごちそうさま。
    卓上の柚子皮入りの酢を試したけど、要らないね。あと、にんにくが無料。最初なので止めておいたが、風味に負けるようなやわなつけダレではない。

    店名の漢字の「鼈」は「すっぽん」と読む。
    閉店時間の16時ぎりぎりで滑り込み。暖簾はすでに仕舞われてたが、快く入れてくれた店員に感謝。
    16時過ぎに来た客は断っていたので、図らずも2019年最後の客になってしまった。

    2019年10月、消費税増税に伴い麺類0〜50円値上げ。"煮干そば"のみ価格据え置き。