• 九州とんこつ(はりがね)、替玉(粉おとし)(760円)

  • 豚全体の骨を大量に使用し、24時間以上煮込んだこってりした豚骨スープ。獣臭さが店の外にまで漂う。表面には目の細かい背脂。麺は長多屋製麺の極細麺。硬さは適当。量は約100g。
    チャーシューは薄いのが3枚。しっかりした食感で、濃いめの味付け。具は他に生きくらげ、茹でもやし、青ねぎ、海苔。

    濃厚で旨味たっぷりの豚骨スープに、低加水の極細麺。九州とは漠然とした物言いだが、長浜ラーメンが一番近いか。
    チャーシューは立派とは言い難いが、味は悪くないし3枚もあれば充分。それ以外の具も最低限揃っている。
    というのも、この店はカウンター後方にトッピングが6種類も置かれているのだ。
    それらを小皿に取り、ラーメンに乗せれば思い思いの一杯が完成する。
    もっとも、それは替玉した後の話だが。替玉は金属製の皿に青ねぎを乗せての提供。併せて、ラーメンのタレも出される。

    そのトッピングは全種類試したので、以下に列記する。
    辛子高菜は結構辛味が強い。紅生姜は真っ赤で酸味が強い。このふたつは鉄板。
    わかめはかなり歯応えがあり、海草なので豚骨との相性も悪くない。
    メンマは一切れが大きくて薄味。どんなラーメンに入れても、邪魔はしないだろう。
    スライス玉ねぎは辛味がなく、さっぱりして美味しい。確かに豚骨スープに合う。
    コーンは缶詰のスイートコーン。これだけは甘すぎて味を壊す。唯一の失敗。サラダ感覚でそのまま食べた方がマシ。

    さすがに替玉すると、腹にずしりと来る。
    唇がテッカテカになるほど濃厚。骨粉の量はそこまでではないが、とろみが強い。背脂も地味に重くのし掛かる。
    個々のトッピングを楽しむなら、粉おとしで正解。どうしても、麺が伸びやすいので。
    もちろん、スープまで完食。
    卓上には生にんにくとマッシャーが置かれており、入れれば間違いなく合うと思うが、スープが骨太なので必要性を感じなかった。
    白胡麻だけは、すり鉢を使わずにそのままたっぷり入れたが。

    拉麺 大公からの連食。言ったった言ったった♪へ(´∀`へ)♪(ノ´∀`)ノ♪
    これがやりたいがために、わざわざ南太田駅から金沢文庫駅まで京急で移動したんだ。
    ちなみに、あちらの店は「たいこう」だが、こちらは「だいこう」と読む。
    何にせよ、トッピング無料は太っ腹すぎる。これらを肴にビールが飲めそうだ。