• シン・ゲンコツチャーシューメン(1390円)

  •  13時5分に入店。昼時なので7割程の入りかな。お目当ては、シン・ゲンコツらぁめん。悩んで、シン・ゲンコツチャーシューメンの食券をポチり。1390円。結構なお値段!きっと美味いに違いない!待っていると、飯田将太のメッセージカードが届けられる。
     5分程で着丼。見た目は、美しい。「飯田商店」程の洗練さはないが、それを彷彿させる。レアチャーシューが花のように飾られ、その上には九条葱がこんもり盛られている。粒胡椒が3つ散らされているのも、よいビジュアル。
     スープを啜る。このタレも脂も使わない無化調トンコツスープが、今日の目当て。確かに塩味だけ。スッキリしたスープだが、滋味深い。そして、最後によい豚の香りが鼻腔を擽る。確かに凄い。チェーン店だが、完飲確定。
     麺は、加水率は高めの中太ストレート麺。「飯田商店」のように、しっかり茹でられている。国産小麦(はるゆたか一等粉・春よ恋・さぬきのめぐみ)と内モンゴル産かんすい 、雪塩(宮古島産)と厳選された素材の麺。確かに、高いのも頷けるか。でも、麺は能書きほどではなかったかな。この麺専用で茹でているわけじゃないのかな。
     具は、5枚の豚バラチャーシュー。1枚が意外と大きい。レアに仕上がっているが薄切りなので、食べ進むうちに変化していくのが面白い。九条葱がこんもり。スープによく合う。黒胡椒の粒のように見えたのは、アンコールペッパーと呼ばれるものらしい。柔らかく、香り高い。塩気も強い。確かによいアクセント。
     チェーン店でも、これだけ食材に拘れば、これだけレベルの高いラーメンが出せるということに吃驚。「飯田商店」には到底及ばないが、なかなか美味しい一杯と言える。