SUSURUくんが醤油ラーメンを出すとのことで、試食に来ました。告知から昨日の今日て。
着席時、店主が『コラ〜!』というのを見て、さすがの私も厨房内を撮影してしまいました〜!
ラーメンの名前や由来をSUSURU君に聞きましたが、詳細は本人の動画まで伏せておきましょう。今回はラーメン珍道中さんから独立したとだけ。きっと目指したい味が先にあったのでしょう。
スープと具材を鉄鍋で炒める様子からワクワクが止まりませんよってことで、いただきま〜す!
まずはスープから、
チョケチョケピッキーン!!
パリッとするくらい熱く張られたラード層は香ばしさを生み、一緒に炒められたもやしひき肉とニンニクショウガ。肉野菜炒めや!!
スープ全部を炒めてるのでスープ全部がタレのよう。旨味も香味も強くて、でもしょっぱすぎないからズイズイいける。
麺は北海道のような黄色い縮れ麺。ブルルと弾むようなすすり心地で、持ち上げたスープもパチっと弾けたかのように口内に広がる。いい組み合わせだ。
チャーシューも脂多めでとろける。メンマとネギは基本を押さえたシンプルな存在感。
あんまり食べたことないラーメンなのに懐かしい、しかもたくさんの懐かしさをくれる。ノスタルジックのパッチワークみたいな一杯。あの日のラーメンか?いやあの日の中華そばか?それともそれとも。
SUSURUくんの醤油と聞いたので、麺がスープ色に変わるようなブラックラーメンで攻めてくるかなという予想でしたが、中華食堂のような誰かを温め満たすような、ラオタの嗜好品というよりは民衆の生きる糧に寄ったような、2児の親の温かさを感じたラーメン。味の追求で作り上げたラーメンではなく、社会の必要を背負い辿り着いたラーメンへのインスパイアを感じた。
しかし大変味がする。味がするラーメンはうまいよ。これからも頑張ってほしい。ごっそれい。