醤油らぁ麺（940円）

宅麺で取り寄せてストックしておいたもの。少し間が空いて２回目の実食。

らぁ麺すぐるは、京都の水鶏系の名店とうひちのセカンドブランド。店主の祖父の名前を屋号に冠する。コンセプトはとうひちとは変わって豚と小麦。豚清湯と国産小麦の自家製麺を合わせた一杯。

京都丹波高原豚（背ガラ・拳骨・肩ロース・軟骨）から取られたスープに生揚げ醤油とみりんを合わせたカエシを加え、ラードが浮かぶ。具材に丁寧な下処理がされたと思われ、臭みは完全にゼロ。豊かな豚の香りと旨みの綺麗なスープ。角の取れた醤油の向こうにわずかな甘みを感じる絶妙な味付けで、レンゲが止まらない。

「固めは美味しくありません」と表記のある麺は、国産小麦のみをブレンドした自家製麺。細めで白く滑らかな光沢のある麺で、ザクザクやパッツンとは違い、ムッチリシコシコ系で美味い。

チャーシューは厚さ薄めのバラと肩ロースが１枚ずつ。火入れの仕方もそれぞれ変えてあり、肉質や旨みの違いが楽しめる。穏やかな味付けの穂先メンマは、柔らかな食感で美味しい。１本しか付いていないのが残念に感じるほど。

スープに麺、具と麺とスープと食べ進めている内にあっと言う間の完食完飲。素晴らしい一杯でした。ご馳走さま。