• 特製ワンタン麺(白)

  • 渋谷の用事の前に田園都市線でひと駅。池尻大橋のこのお店へ。中目黒以来なのでなん年ぶりなんだろう?

    お店はパーフェクト。オシャレで女子にも親にもドヤれるお店です。行列の消化も早い。近くに目黒川。桜の時期はどうなんだろう?

    さて、ワンタン麺のお店でもあり、特製ワンタン麺(白)をチョイス。肉ワンタンとエビワンタンが3個ずつというボリューミーな一品です。

    ワンタンと麺の白基調の丼の内に、丸い油の浮いた黄色めなスープとメンマ。そこに黒い海苔が存在感。海苔の下の中央にあるネギ山には緑ネギのみが使われ、緑と対比するのは赤チャーシュー。

    ここは中華街みたいな赤チャーシューが特徴。(ただこのチャーシューは中華街ほど味はついていない。噛んでいると醤油の味や香りが少し出てくる。でも個人的には普通かな。見た目重視な感じ。)

    魚介な透明スープ、美味しい。比較的塩味は強め。でもボンヤリしてるより良いです。緑ネギも多めでスープと一緒に楽しめます。懐かしい味な気も。

    麺は四角いものの、持ち上げた印象が素麺みたい。小豆島の素麺とか太めでしたが、あれの長くて四角いような麺。というのも、持ち上げると麺が絡まずしなやかに解(hodo)けるのです。

    素麺てなにか塗ってたのかはたまた寝かせてるからなのか、絡んだりしない印象ですがそんな感じ。ハラリと。

    これはパツパツ系ではないけれども、ベスト麺の一角なのは間違いない。スープと合わせたくなる麺。

    懐かしかったのはやはりワンタン。ここなら肉ワンタンよりエビワンタンと当時言っていたのですが、分かった気が。懐かしい味は基本前と変わらず、美味しい。

    肉ワンタンは前より臭みもなく良かったのですが、相変わらずタネが大きいのでミートボールみたいで。どちらかといえばエビに軍配。まぁ肉ワンタンの美味しいお店はいくらでも。

    逆にエビは大きい方がリッチで良く、ミートボールサイズだからこそのプリプリ感がそんじょそこらにはないもの。他にないです。

    やはり小さな海老しんじょみたいなこの、エビワンタンはマスト。適度な大きさと最上のプリプリ感。ここのエビワンタンのタネはとても美味しい。(偉そうに言って恐縮ですが、厳しく言えば皮は再考の余地あり。)

    なんだか堪能しました。丼だけを見ていた。

    これはお店をひっくるめて推したくなる一杯です。ラーメンを含めたエンバイロメント、環境なんかまで考えられたらそれはいいことでしょうね。それをエンバイロメントレベルまで達成しているお土産。そりゃ百名店だと思います。


    雑多な書き込みは以下に。

    午後渋谷でというのでお昼先に来て何か食べようと。懸念はあるかなと思ったら、昔からの懸念がありました。移転したこのお店。

    日比谷線の中目黒にいた頃は通っていたのですが、渋谷から同じくたった一駅とはいえ田園都市線。池尻大橋ってまるで行かない。

    そのまま足が遠のいていました。

    前は中目黒の後に表参道とか外苑前あたりがメインで、まだ来る気にもなれたのですが、今は東京駅の下あたりから海辺まで。渋谷にも来なくなっていて。

    立体ダンジョンともいうべき渋谷の駅。だいぶ変わってしまった。元の形がわかるのでカンは働くのでいいですが、初見殺しとはこのこと笑

    さて、田園都市線で池尻大橋。地下を走ります。地上に出ると首都高渋谷線。巨大な高架の首都高が頭上に。南側に出ないとこれを迂回して渡るんでしょう、なんかゾッとしない。。

    でも微妙なのは南側だと出た所にガソリンスタンドとかあってぶっちゃけ汚くて煩雑。。カッコつけたければ北側から迂回してから行くのが案外スマートなのかも。そちらは人の混雑もないです。

    お店は目黒川からも行けるので見ていくと、水深て15cmくらい?雨も降った後だけれど。結構な深さですが、増水してどうこう書いてあるので2m上まで上がって来るのかな、、。

    さて、オーバルな天空公園なる謎のコロッセオからチラと見れば白いビルの前の黒い椅子に人が列んで座っていてすぐ分かります。店内にも6人ほど待ちがいる様子。

    でも回転がいい、というか漆黒のコの字のカウンターがかなり大きいため一気に何人も入れ替わります。どんどん行列が消化されていく。

    お店は白黒でタコツボだった中目黒からすると格段に広いし綺麗でオシャレ。BGMも落ち着いていて、もはやラーメンではなく、お食事。このため客層はまさに老若男女って感じ。

    カフェで通るほどのカウンターがまた広くて。隣の人を気にせずに済みます。カップルが横向いて足を組むくらい出来そうです。これも評価高い。季節選べばあの目黒川沿いだし、知っているとドヤれるお店とはこのこと。

    券売機では白黒のスープを選べますが、白だしを選択。通というか裏メニュー的に「ミックス」というと白黒のミックススープに。頼んでる人もいましたが、どうなのかな。ドヤりたければそれで笑 硬麺にも対応可。

    白黒の店内はオシャレで臭いもせず清潔感があり、結果騒ぐ人も自然とおらず統制が取れている。またこれだけスペースもあり、カウンターから丸見えなオープン厨房では、数いる店員さんも黙々と働いていて。音楽も適切。これはゆったり寛(kutsuro)げます。

    カウンターも中が工夫されていて、松屋なんてそうですが、カウンターの内側にホールさんの物置スペースがある。

    ホールさん(懐かしい顔だわ)は2杯持ってきて一旦内側の置き場に置き、そこから1杯ずつ両手でサーブします。これには魂揺さぶられます。1杯ずつ両手で、でもなく、スピード重視で2杯ずつながら、サーブは両手で。

    もう、このレベルまでくると食べる前から満足が。百名店だろうがミシュランだろうが、何に掲載されても納得のいくお店。

    (何かあるとすればよく言われるのがコスパとか出て来るまでの待ちとか。。ぶっちゃけ、金額でハードルがあるなら合わないお店だと思います。ただ、早い安いだけがラーメンではないでしょうと。

    それにもはやこれは、食事にカウントできるもの。海外だと食事で2000円とか普通ですもんね。これを正餐としてカウントできない方が悪い気がします。

    また、先のサーブにしても広さにしてもそうですが、お店の気遣いなど気がつくと、丼の中身だけがコンテンツではないと気付くと思うのです。。

    作るまでの待ちにしても、それほどと思ったし、待つ間にも観察していると色々わかって面白いです。ホラー映画だっていきなりヌシが出たらツマラナイ。過程を楽しめないなら、それはなんだか残念、としか。。

    まぁ気持ちも分かると思わないでもないのは鉄道ファンが鉄道を褒めるそれ。よく分からない。。それと同じかも?こちらはラーメンファンなので待ちの間すら楽しめてるというだけかな?苦笑 であれば、文句言う方は立派に一般人ですと笑)

    さてさて。そんな中、白い丼がきました。