• 牡蠣の塩鶏そば

  • 大晦日を待たずに鶏谷納め。年の瀬&メニュー改変も手伝ってか、店内はほぼ満員御礼の大賑わい。うどん鉢風の丼に新鮮みを憶える。牡蠣の風味をほんのり感じる和風鶏清湯で、熱さと旨さが冷えた身体にジワッと沁みる。柚子を振られた牡蠣の身と一緒に食すと、柑橘味を孕んだ濃厚さで舌が満たされる。記憶してる限り、鶏谷はメンマを使用しないのだが、シャクシャクとした歯ごたえのエノキがその代わりを果たしている。
    偽物騒動に拠点移動と、2022年の鶏谷は例年にも増して慌ただしかった。そして蓋を開ければ、今年の杯数は鶏谷がブッちぎりの1位(去年は2位とかなり競っていた)。訪れる店の数が増えても(今年は110店)、ホームたる鶏谷の強さは変わらない。