• 味噌白丸(890円)

  • 2021年11月17日(水)

    今夜は在宅勤務を終えてからこちらの店を初訪問。

    先に別の店を訪れたものの、19時過ぎに到着した時点で既に材料切れとの事でした(涙)

    そこで、昨夜食べた「一風堂」の「味噌白丸」に対する疑問を解明する為にこちらを訪れてみました。

    改めて説明すると、昨夜「味噌白丸」で感じた強い酸味が果たして意図的であるか否かについてです。

    19時42分に到着すると、店内の席は2割程度が埋まっている状況です。

    席に着いて「味噌白丸」を注文すると、待つ事6分ほどで2夜連続のラーメンが到着です。

    白濁した味噌スープには香味油が浮いていて、平打ち中細麺の上にはチャーシュー、炒めたモヤシやキャベツにキクラゲ、下ろし生姜が乗っています。

    先ずはスープを飲んでみると、懸念していた酸味は殆ど感じられず、白味噌の円やかなコクや旨味が口の中に広がります。

    昨夜食べた時に感じた強い酸味は、やはり何かの間違いである事がこれで明確になりました(笑)

    一方、味噌の風味や塩味は至って適度に効いているものの、昨夜食べた時に比べると明らかに強めに効いている印象です。

    味噌を控える事で豚骨の輪郭を残しているのかと思いきや、味噌が主体を占めている為に豚骨の気配は殆ど感じられません。

    尚、味噌ダレにはカラメルが使われている様ですが、カラメルの甘味やビター感を伴う事なく味噌の風味が至って素直に効いています。

    次に麺を食べてみると、低加水寄りの中細麺が若干硬めに茹でられていて、小麦粉の風味と滑らかな喉越しを見事に兼ね備えています。

    そして、艶やかな肌である為に些かスープが絡み難いものの、絡んだスープの塩味が背景と化す事で麺の甘味が舌に鮮明に伝わります。

    次にチャーシューを食べてみると、極めて薄めにスライスされた豚バラ肉のロール煮豚が焦げ目を強く纏うまで存分に炙られています。

    ただ、肉薄なチャーシューが予め炙られている為に、赤身が固くなり過ぎてしまっていて肉質の旨味が極めて舌に伝わり難い印象です。

    食べ終えた感想ですが、酸味が無い事で味に纏まりが出たものの、完成度が高い反面何処か在り来りな味わいである印象を受けました。

    そう言えば、レギュラーメニューを久しく食べていないので、改めて訪れる機会があれば「白丸元味」を是非試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。