• 台湾まぜそば(960円)

  • 宅麺で取り寄せ。名古屋で修行し、シアトル店で店長を勤めた店主が独立して創業した店。この店の予備知識があったわけではなく、宅麺で目についた台湾まぜそばをポチッたらここだった。

    台湾まぜそば考案店のはなびに倣い、湯切りした麺はテボの中でグリグリとかき混ぜてイジメる。ネッチョリと粘りが出たとこよでどんぶりにイン。

    太ストレート麺は究極のムッチリモチモチ食感。かといって柔らか過ぎず適度なコシもある。家系とまではいかないが、あと少し麺長が短いともう少し食べ易いか。量は茹で前200g

    添付されていたのはカエシダレと味付けミンチと魚粉、切り海苔。これに手持ちの刻みねぎとニラ、卵黄を加えた。

    奇跡的に卵黄を崩さず全体を撹拌できたのだが、ひとすすりすると味付けがなかり濃い。一般的な汁のある台湾ラーメンと比べると辛みはさほどではないのだが、なんしか塩っぱい。これが事前にわかっていたら、カエシをいきなり全量入れずに調整したのだが、後の祭り。

    麺に粘りを加えたのも、味をよりまとわせることとなり足を引く。美しい姿のままの卵黄を後ろ髪引かれつつやむなく序盤で崩すことに。しかしこれで太刀打ちできる程度の濃さでもなく、終始「濃い!濃いい!」と呟きつつ食す。

    味の濃さにやられて各種の具材は完全に影を潜めたのだが、ミンチ肉は粗挽きのため、ただひとり存在を主張する。味付けもほど良い。

    カエシはもう少し穏やかにして、ミンチに味付けと辛みをビシッと効かせたほうが良いのではとも思うが、そこは店主のご判断。喘ぎつつ冷え冷え麦茶の力を借りて完食。

    残ったタレと具に白ご飯を加え、追いねぎを入れてまぜそば後のまぜ飯。濃さがご飯で緩和されてこれは美味い。終わり良ければ全て良しとはいかぬが、ま、やられっぱなしよりは良しか。少々食べ過ぎた。ご馳走さま。