• らーめん 醤油(900円)

  • 二条市場内にある札幌ラーメンの元祖。
    札幌の現存する最古の歴史ある「らーめん屋」さんです。
    昭和22年東京のラーメン店で修行をしていた先代の西山仙治氏がススキノ にて屋台として創業。
    同時に、自家製麺を他店にも分ける様になり、昭和24年に現在地に店を移し、他店に麺を卸すため工場生産がスタート。
    これが札幌麺のルーツ・西山製麺が誕生した経緯です。

    テーブル席とカウンター席があり、カウンターも広く古いながら大変落ち着く良い雰囲気です。

    オーダーは「らーめん 醤油 」900円

    優しそうな店主と、若干気難しいおかみさん・・

    水がセルフで一ヶ所しか有りません。。。
    一々取りに行くのも面倒です。

    暫しのち「らーめん 醤油 」登場!!
    カウンターに置かれた丼から、白い湯気が上がり、そこから仄かな醬油の香りがします。
    ほんのりと油が浮いた昔から変わらないスープは、鶏肉や豚骨、北海道産のタマネギ、コンブを入れて煮込んで取られた出汁。
    スープとは別に、毎日ジックリ火を通して作るのが、しょうゆ、ショウガ、ニンニクを入れたたれ。これを丼で合わせます。
    モモ肉チャーシュー、伊達巻、海苔、メンマ、刻みネギ。。。

    先ずはスープを一口!!
    豚骨や鶏ガラの動物清湯のスープですが非常に優しいスープ。
    クドクなく、思わず全部飲み干してしまいそうです。
    コクがないように見えて、最後まで飽きない味が癖になります。
    懐かしさを感じる味わい。
    コショーも良く合うスープです。


    創業当時から引き継がれる製麺機で自家製麺している中細縮れ麺は、防腐剤や保存料を一切使わず、良質なかん水と小麦粉だけで打つそうです。

    チャーシューは程よく薄めの味付けで、甘味も塩味もあり肉の旨味が引き立ち美味しいですが。。。

    らーめんのトッピング伊達巻は珍しい具材ですが、お客様に食べて「おめでたい」と思って入れてるそうです。(ご亭主談)

    メンマは細切りの材木メンマ。
    スープと同じく優しい味付け。。。

    海苔も主張は少ないサイズですが味は良いモノ。

    流行りのインパクトのあるスープとは正反対のらーめんですが、偶には原点回帰するのも良いんじゃ無いでしょうか❓

    ご馳走様でした。