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Moon0417
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カラシビ味噌らー麺 鬼金棒 神田本店
東京都
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カラシビ味噌らー麺(900円)
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2021年6月22日(火)
今夜は会社帰りに寄り道をしてこちらの店を初訪問。
18時41分に到着すると、店の前では10名の先客が入店待ちの状況です。
先ずは「カラシビ味噌らー麺」の食券を購入し、店員さんに「カラ普通、シビ普通」と伝えて食券を渡しました。
そして、待つ事14分ほどで店内に案内され、席に着いて更に待つ事5分ほどで待望のラーメンが到着です。
赤褐色に濁ったスープの中には平打ち中太麺が盛られていて、その上には角煮、ヤングコーン、炒めたモヤシ、ニラ、微塵切りのネギが乗っています。
先ずはスープを飲んでみると、味噌の円やかな風味や塩味と共に、唐辛子の辛味や山椒の痺れが舌に鮮明に伝わります。
出汁は豚骨が主体と思われますが、味噌やスパイスの風味に遮られて出汁の成分を明確に感じ取る事が出来ませんでした。
一方、味噌ダレは白味噌が主体と思われますが、その他にも唐辛子や山椒、胡麻や胡椒、ニンニク等の風味が複雑に絡み合っています。
兎に角、唐辛子の辛味と山椒の痺れが見事なバランスで効いていて、味噌の風味を際立てつつも味わいに絶妙なパンチを与えています。
尚、スープからは乳脂肪に似た円やかなコクを感じるものの、幾ら慎重に味わっても結局その正体を突き止める事は出来ず終いでした。
次に麺を食べてみると、多加水寄りの中太麺が適度な硬さに茹でられていて、風味には欠けるものの靱やかなコシと滑らかな啜り心地を感じます。
そして、中太麺には若干粘度を帯びたスープが存分に絡み込み、啜り上げるとスープの辛味や痺れが麺で緩和される事で味噌の甘味が一層際立ちます。
次に角煮を食べてみると、繊維質まで極めて柔らかく仕上がっていて、甘めな醤油ダレや八角の風味と共に脂身のコクや甘味が舌に鮮明に伝わります。
食べ終えた感想ですが、私が今まで食べたスパイスラーメンの中では間違いなくダントツの味わいでした。
尚、私個人的には「カラ普通、シビ普通」は特に苦痛を感じる事なく普通に美味しく戴けました。
改めて訪れる機会があれば、次は「カラ増し、シビ増し」を是非試してみたいと思います。
ご馳走さまでした。