• 魚介とんこつ東京駅らー麺(800円)

  • 2021年8月29日(日)

    本日はニボ美と分かれた後にこちらの店を初訪問。

    ラーメン好きの間では知らない者は居ないほどの古き名店です。

    ただ、豚骨魚介のWスープは好みでない事から今更の訪問となってしまいました(汗)

    14時40分に到着すると、中途半端な時間である為に先客は僅か数名のみの状況です。

    先ずは「東京駅らー麺」の食券を購入し、席に着いて食券を渡すと待つ事4分ほどでラーメンが到着です。

    薄茶色に濁ったスープは強めに粘度を帯びていて、緩やかに捻れた中太麺の上にはチャーシュー、穂先メンマ、ナルト、粒アラレ、刻みネギ、水菜が乗っています。

    先ずはスープを飲んでみると、穏やかな醤油の風味や塩味と共に、想像以上にスッキリとした出汁の味わいが口の中に広がります。

    出汁は豚や鶏の動物系に魚介節と思われますが、魚介節の風味や仄かな酸味が前面に出つつも動物系の旨味が土台を密かに支えています。

    一方、スープの粘度が強めな割には油っぽさを感じない事から、恐らく豚足やモミジを使う事でコラーゲンを主体に濃縮している様な気がします。

    次に麺を食べてみると、低加水寄りの中太麺が若干硬めに茹でられていて、モッチリとした弾力と小麦粉の風味をバランス良く兼ね備えています。

    そして、粘度の強いスープが麺に潤沢に絡み込み、啜り込むとスープの旨味が舌に伝わりつつも噛み続けるに従い麺の甘味が次第と姿を現します。

    次にチャーシューを食べてみると、醤油ダレが深めに染み込んだ豚バラ肉のロール煮豚が若干薄めにスライスされています。

    ただ、肉質が結構硬めに仕上がっていて、尚且つ塩味を強めに帯びている為に、噛み締めても赤身の旨味や脂身の甘味が舌に伝わり難い印象です。

    食べ終えた感想ですが、残念ながら私個人的にはさほどハマる味わいではありませんでした。

    豚骨魚介系は「渡なべ」のバランスが一番自分に合っていて、そこから離れると突如として単調な味わいに感じてしまいます。

    改めて訪れる機会があれば、次は一番人気である「濃厚らー麺」を是非試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。