裏を求めて。
開店と同時に満席となる大館の人気店。
開店10分前到着で先客3組。
煮干そば(670円)の食券を購入し、店員に渡す際に「裏で」と伝えればOK。普通の煮干よりも裏オーダーをしている客の方が多いようだ。
泡立つ濃灰白色のスープは啜る前から香ばしくビターな煮干香が漂う。濃厚ながらシルキーな口当たりは正に官能的。今や珍しくない長尾やひらこ屋に通ずる豚骨煮干系だが、かなりハイクオリティ。
麺はツルパツしこもち、多様な擬音が当てはまる中太ストレート。小麦の甘い味わいがある。並盛だと少し麺量は少ない。
チャーシューは小ぶりなホロホロ肩ロースが2枚。
メンマはスープの味を変えないようにとの配慮か、ほとんど味が入っておらずメンマ独特の臭みもない。
濃厚煮干にネギは好相性。
唐辛子と少量のおろしニンニクを投入して完汁。
足を運ぶ価値のある一杯。★4.5。