【85杯目】『支那そばや(ラーメン博物館)』さんで復刻「鵠沼 醤油らぁ麺+ワンタンTP」を頂きました。
いつも参考にさせて頂いているフォローさんの投稿を拝見し「これ絶対に食べるべき一杯」と思い伺いました。
「新横浜ラーメン博物館(ラー博)」に伺うのは超久々で…なんと「4年振り」なんです。
コリンちゃん…居ないかなぁ?
ラー博は、2024年で30周年を迎え、過去に出店した約40店舗の銘店を2年間掛けて、リレー方式(3週間)で出店する…『あの銘店をもう一度』イベントを行なっております。
第15弾として…ラーメンの鬼こと故佐野実さんの支那そばや/鵠沼時代のレシピに基づいて復刻する「鵠沼 醤油らぁ麺」を目的に伺いました。
…POPには「佐野実氏の魂宿るラーメン史に残る一杯」とあり、期待出来ます。
朝から雨でしたので、開店定刻15分前に到着すると…既に40人以上の行列😓甘かった。
前に並んでいた方が行列の先頭を見に行き…「入場券購入は別の列」と教えてくれたので、入り口に行くと、入場列とチケット購入列に別れており、チケット購入列はガラガラ。定刻入場で「支那そばや」さんには、何と開店3番目で入店。ラッキー🤞
メニューの基本は『鵠沼 醤油らぁ麺』のみでチャーシュー・ワンタン・ご飯等がトッピングです。『鵠沼 醤油らぁ麺+ワンタンTP』でご注文であります。
佐野実さんが神奈川県藤沢市鵠沼にお店を開店したのが、1986年8月です。(2004年閉店)
ラー博には…2000.3〜2019.12出店。現在の本店である横浜市戸塚に移転したのが2008年であり、私メも鵠沼時代は食べた事は有りません。
素材に拘り、「国産小麦」や「かん水」に拘り、拘りの一杯…楽しみであります。
鵠沼時代だと…「麺処 ら塾(藤沢市)」のオヤジさんや「支那そばや鶴ヶ峰店(2021.6閉店)」の親方さんが、正にその時代に頑張っていた時期ですね。どちらのお店も大変美味しいお店です。
お店の入り口には…佐野実さんの立体パネルが仁王立ち。また、娘さんの佐野ふみか店長がお迎えで、ホールを仕切っておりました。
店内はカウンター4席・4人席x2・2人席x7=26と広く、厨房5人+ホール5人の10人体制です。
約7分で着丼であります。
先ずは見た目…「支那そばやさん」らしいシンプルな一杯です。
スープを一口頂くと…素材の味わいを充分に引き出し、ベストな調和が取れた、素晴らしい味わいのスープであります。
POPには…スープ素材は「名古屋コーチンの丸鶏、山口県産(平田牧場)三元豚、金華豚の背脂」に「羅臼昆布や帆立貝柱、本節、鯖節」と拘りの「生醤油・栗国の塩・ホタテの煮詰め汁」他を使用しているとの事です。
次に麺を啜ってみると…多加水の中細ストレート麺です。シルキーな味わいな麺です。私メ的にはもう少し硬め好みなんですが、充分な硬さの歯ごたえです。
小麦、本来の風味を感じら、塩梅良く啜れました。
POPでは…麺は北海道産小麦「ハルユタカ」を使用。当時は、「ハルユタカ」は病気に弱く、作りにくい品種であり、後継品種の「春よ恋」に移行されておりますが、今回の出店(3週間)に際して、製粉会社の協力により、当時の麺を再現したそのです。
…個人的には、現在の戸塚本店さんの麺の方が好みであります。
具材は…「豚バラチャーシュー・メンマ・九条ねぎ・海苔に追加トッピングしたワンタン」です。
一つ一つ素材にこだわった具材であります。
驚きは…「山形県産平田牧場 三元豚バークシャー(バラ肉)」です。
豚バラ肉のロール煮豚なんですが「超分厚い」くて、1cm以上ありました。肉厚ながらしっかりとトロトロに脂が乗り、肉肉しい食感も文句なしで、素晴らしく美味い❕
追加トッピングした「肉ワンタン」は4個もあり、餡の挽肉は少なく、ワンタン皮が広い「テルテル坊主」タイプなんです。これは、至って普通でした。
メンマは材木メンマで、短型タイプ。コリコリの食感で、甘味もいい塩梅でした。
流石…「佐野実」と、唸らせる一杯でした。最近頂いた「醤油ラーメン」では、群を抜いた美味さであり、絶品の一杯でありました。
大変美味しゅうございました。ご馳走様でした。
この一杯…食べて、大正解でした。