スープが血液 麺が髪の毛
湯乃泉 草加健康センター
埼玉県
100年ラーメン
ととのいの彼方で 世界が静かに、ほどけてゆく 火照る肌に夜風が撫でて 空はただ、遠く透明だった そんな帰り道 一軒の灯りが俺を呼ぶ のれんをくぐる 湯気と香りが一斉に胸を打つ レンゲにすくう黄金のしずく ひとくち、魂が溶けた ああ、これはもう ただのラーメンではない 汗も、悩みも、 すべてがスープに置き去りにされる サウナとラーメン この二つがあれば きっと明日も、大丈夫だ