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いがりん
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山城屋
秋田県
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魚介豚骨ラーメン(730円)
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ドライブがてら大館まで。
「あさり」が臨時休業だったため、一寸足を伸ばしてレビューを見て気になっていたこちらの店へ伺うことに。
カウンター8席、小上がり3卓の店内は満席。私の後にも次から次へと客が入ってくる人気ぶりだ。あさりの臨休の影響があるのかもしれないが。
メニューは魚介豚骨ラーメンとチャーシューメン、魚介まぜそばの3種にトッピング、サイドメニューの構成。
魚介豚骨ラーメン並(730円)に味付玉子(100円)を注文。
少し侮っていた。旨い。
豚骨と節のライト系魚介豚骨。
臭みやエグ味が出ないように丁寧に出汁をとった上品な味わいで、それでいてしっかりと髄まで煮出したコラーゲン感もある。一口目は薄味に感じたが、味わうごとに丁度良くなり、ストレスなく完汁できた。
麺は歯ごたえ強目の低加水中太ストレート。しっかりと小麦の風味がある。スープに対抗するにはもう少し細めの麺でも良いと思う。
チャーシューは良く味の染みた小ぶりなバラ肉が5枚。このスタイルは弘前の八助、すなわち大館の孝百に似ている。しかし、完成度はこちらの方が上だ。
メンマは柔らかく甘めの味付け。
味玉は卵の味を殺さない絶妙な塩梅で熟成加減も好み。
ネギは白髪ネギ、長ネギ、青ネギと3種類使用していて、これはあさりの塩中華と同じである。
麺の風味もあさりと共通するところがあり、店主があさり出身と書いているレビューもあるが、チャーシューはなぜ孝百を模したのだろう。いずれにせよ、大館にまた良い店を発見した。
★4つ。