• 香味中華そば(900円)

  • ガンクツ半チャーハン(280円)とともに
    食べる前から残念な気持ちになってしまった。着丼までは手早くいい感じだったが、アルバイトのお兄ちゃんがラーメンを提供する際、雑な置き方をするので丼が傾き、カウンターに汁はこぼれる。丼の周りは汁で濡れてしまうという状況。すみませんの謝罪もなくそのまま厨房に入ってしまったので、仕方なくカウンターと丼の周りを拭いてから食べることに。その後、チャーハンを提供しにきたお姉ちゃんは丁寧な対応で、チャーハンを食べる際の留意点もきちんと説明していたので、店全体というより個人の問題か。肝心のラーメンはというと、麺は長めの中細ストレート麺で加水は少なめ。茹で時間が長かったせいか、丼やカウンターを拭いていたせいか、麺が少しダレ気味。スープは煮干しや動物系の出汁が効いていて、醤油ダレも良い醤油を使っていると思われる。香味油は何の香りなのかよくわからない。そしてスープが少し温い。トッピングは、肩ロースの煮チャーシュー、たっぷりのメンマ、一見細かく切れているように見えるが、実は最後の一枚が切れていないために、ひとつながりになってしまう長ネギ、海苔、麩。尾道ラーメンを意識しているとのことで、細かい背脂も入っている。あっさり派の方へ、というメニューの但し書きだったが、背脂のおかげで淡麗系とは違う味わいになっており自分にはあまりあっさりとは感じられなかったが、多分この店のメニューの中ではあっさり系なのだろう。チャーハンは鉄板の上に中央にこんもりと寄せてあり、後から卵液を注いでくれた。熱いうちによく混ぜてくださいとのことで、目の前で自分でチャーハンを完成させる。面白い提供の仕方と思ったが、食べ進めると卵の量とその他の具材の量のバランスが悪く、卵たっぷりチャーハンになってしまう。塩梅も丁度良く、パラパラ感もあったので、チャーシューの量を増やすともっと美味しくなると思う。尾道ラーメンも複数あり、豚骨スープ、細ストレート麺、背脂入りはそのうちの一つらしい。全体的なバランスが良かったが、メンマがフニャフニャだったのと、長ネギがひとつながりだった点を改善してほしい。ごちそうさまでした。