• 特中華そば(1000円)

  • 調布から町田に移動してこちらへ。町田と言えば進化二店舗、パパパパパイン、No.81、40番、天国屋(成瀬)、3SO(古淵)…と選択肢がたくさんある。徒歩で行く素敵な選TAXI。一番いちばんは福島は白河ラーメンの元祖・とら食堂出身で、02年開店の老舗。せっかく来たので特製を注文。店内はおばちゃんが常連と会話していてアットホーム。
    白地に赤いラインが入ったシンプルな丼で到着。白い陶器のレンゲも相まって、スープの濃い茶色が映える。スープは濃口醤油ベースの鶏出汁。表層の鶏油が中の熱気を逃がさない。特筆すべきはふぞろいな麺たち。柳沢慎吾もウーウー唸る手打ち麺は客から見える場所に小分けされており、奥の製麺室でシコシコ継ぎ足されているのが見える。最初の食感はピロピロのウェーブがかった平打ち麺。加水率が高めで、後半になるに従ってスープの熱さが作用して、舌と上顎ですり潰せるほど柔らかくなる。そんな麺のグラデーションを楽しみつつ、二種のチャーシューへ。鶏も豚も厚みがあり大盤振る舞い。手前側のベーコンのような見た目の豚チャーシューが特に美味い。脂身と赤身の具合が絶妙。スープの熱でまた柔らかく仕上がっている。その他トッピングは小松菜、雲呑×2、味玉、海苔。雲呑マジで激アツ。そのオールドファッションさはどこか懐かしい。味玉は中が冷えた状態のトロトロ半熟卵で、それまでの熱さとのフリオチが美味しい。