• アジニボシソバ味玉あり+和え玉(1180円)

  • 【脂が…】

    仲良しオジさんが車を出してくれたので、2人でおとなの遠足。
    西宮、と言っても有馬温泉のほぼ近くにある、一風変わったラーメン屋へ行ってきた。

    蔵のような建物内の中庭には日本庭園があり、「煮干神社」なる謎のオブジェが。
    かと思うと、下品にどデカい筆書縦長看板がドーンと国道沿いにある。
    本格派を匂わせる製麺所が入口にあり、壁面に設置された各種煮干のオブジェは、スポットライトを浴びて妙な高級感を漂わせている。
    開店早々に店内待ちが発生し、かなりの人気ぶりをうかがわせる。

    そんな中で注文したのは、看板メニューの「飛魚だしそば」ではなく鯵煮干。
    店内備付けの製麺所で作られた自家製麺は、平打角断面の全粒粉入り。
    麺量は130gとの事で、大盛りも無料だ。

    トッピングは大ぶりなバラチャーシュー1枚・ナルト・水菜・刻み玉葱・浅蜊2つと、オプションの味玉。
    スープ自体は鯵の甘みとコクを感じさせるもので、エグみなく出汁感のあるもの。
    和え玉には切り落としチャーシューと葱が大量に載り、タレが1玉分の麺にかけられた濃厚系。

    各パーツは良いのだが、全体的にバランスの悪さが気になった。
    単体では旨い麺とスープのマッチングが悪く、チャーシューは見た目と違いパサパサした食感。
    スープの油分が多く、鯵の出汁感よりも先に油のクドさがくる。
    玉葱の量も多いので、出汁の味を邪魔してしまっている。
    それがこの日限りの「ブレ」である事を願うばかり。