• 汁なし成都小麻婆飯セット(1300円)

  • 2023年1月26日(木)

    一昨夜は仕事を終えてから寄り道をしてこちらの店を初訪問。

    小川町の本店を訪れた時から気になっていた「汁なし成都」を試す目的で訪問しました。

    17時59分に到着すると、店内には先客が僅か1名のみの状況です。

    早速「汁なし成都小麻婆飯セット」の食券を購入し、席に着いて食券を渡すと辛さの選択を尋ねられました。

    セオリーに沿うと「中辛」を選ぶべき所ですが、つい悪い癖が出てしまい「大辛」を選択してしまいました。

    そして、席で待つ事7分ほどで待望の汁無し担々麺と共に麻婆飯が到着です。

    真っ赤なタレの上には中太麺が盛り付けられていて、その上には肉味噌、刻んだ搾菜、ナッツ、細切りの胡瓜が添えられています。

    そして、具材類を全て盛り付けた上からは、仕上げに大量の粗挽き粉山椒が満遍なく振り掛けられています。

    先ずは殆ど辣油で占められたタレを味見してみると、唐辛子のシャープな辛味に加えて微かな酸味と極めて強めな甘味を感じます。

    次に肉味噌を少し味見してみると、こちらもタレに負けじと甜麺醤でかなり甘め寄りに味付けされています。

    辣油がメインである成都式だからこそ、辛味を和らげる目的で味付けを甘めに寄せているのかも知れません。

    一方、多加水寄りの中太麺は適度な硬さに茹でられていて、噛み締めるとモチモチとした弾力と共に仄かな小麦の風味を感じます。

    ただ、全てを混ぜ合わせて食べてみると、山椒から来る強烈な刺激が神経を麻痺させる事から味わいが舌に全く以て伝わりません(滝汗)

    嘗て「鬼金棒」で調子に乗って「シビ鬼増し」を注文した時と同様の過ちをまたもや犯してしまった様です。

    辛味を和らげようと卓上の「鎮江香醋」を投入したものの、山椒の痺れが根源である事から甘酢を加えた所で治る筈がありません(馬鹿)

    改めて訪れる機会があれば、次回は「中辛」を選択して今一度試してみたいと思います。

    尚、辛さの選択は完全なる自らの過ちである事から、今回のレビューでは総合及び味の採点を敢えて差し控えたいと思います。

    ご馳走さまでした。