牡蠣・拉麺（900円）

以前、牡蠣が好きか嫌いかという論議が勃発した。その時、佐市の牡蠣ラーメンの話になり、え、お前食べたことないの？と変な空気になったことがあった。錦糸町に来た時は大概麺魚か満鶏軒を選択していた。失態。ということで、市ケ谷で選考後に総武線でこちらへ。タイミング良く待ちなしで入れた。店内は潮の香りが漂う。
器の縁が波を模した絵があしらってある。富嶽三十六景のアレのよう。スープは不透明な黄土色。啜ってみると、かなり濃厚な牡蠣の味が襲ってくる。少し粘度のあるタイプ。牡蠣の身をすりつぶして出汁をとり、鶏・節系統を加えているとのこと。しかも無化調。人によっては生臭いと感じるだろうと想像がつく。海鮮に関しては鼻がバグってるので、全く臭みは気にならない。けど他人への参考にはならない。麺は丸山製麺の透明な固茹で中太微ウェーブ麺。噛みごたえもかなり強く、体感したことのない麺。これも賛否別れそう。トッピングは牡蠣2個、カイワレ、刻み海苔、ネギ、糸唐辛子。牡蠣は醤油味で味付けされて、プリプリに仕上がっている。これで900円は安い。中盤に食べると丁度良い火の入れ加減になる。糸唐辛子は色味の彩りを増す。次回は牡蠣2個追加（¥150）トッピングを。