• 醤油梅山豚特上チャーシュー麺(1600円)

  • 2021年4月24日(土)

    この日は無事就職したラーJDの要望でこちらの店を訪問です。

    尚、これ以降はラーJDから「ラーOL」に改名したいと思います(笑)

    17時34分に到着すると、店内には先客が僅か2名のみの状況です。

    先ずは「醤油梅山豚特上チャーシュー麺」の食券を2枚購入し、ラーOLは「名古屋コーチン味付玉子」の食券を追加で購入しました。

    そして、テーブル席に着いて食券を渡すと、待つ事7分ほどで待望のラーメンが到着です。

    若干曇った醤油スープには鶏油が適量浮いていて、ストレート細麺の上にはチャーシュー、穂先メンマ、海苔、刻みネギが乗っています。

    先ずはスープを飲んでみると、比較的穏やかな醤油の風味や塩味と共に、濃密でいて極めて重層的な出汁の味わいが口の中に広がります。

    味の構成は従来と変わらないものの、前回に比べて風味に奥行きが増していて、初めて食べた時の感動が蘇る実に素晴らしい味わいです。

    多彩な魚介の風味が何れも突出する事なく見事に調和を保っていて、その複雑な風味が動物主体の味わいに極めて深い奥行きを与えています。

    次に麺を食べてみると、多加水寄りの細麺が若干柔らかめに茹でられていて、箸で持ち上げると他では有り得ないほど麺線が整然と揃います。

    そして、揃った麺線が滑らかな喉越しや啜り心地を与えると共に、絡んだスープと麺の風味が混ざり合う事で味わいに更なる奥行きを生み出します。

    次にチャーシューを食べてみると、醤油ダレで軽めに味付けされた豚肩ロースの煮豚が若干厚めにスライスされています。

    肉質は適度に弾力を保っていて、噛み締めると醤油の仄かな味わいを背景に、上質な肉質の旨味や脂身の甘味が舌に極めて素直に伝わります。

    ただ、麺とスープの味わいが素晴らしい為に、高級なブランド肉を使っている割にはチャーシューの味わいがさほど印象に残りませんでした。

    食べ終えた感想ですが、ここ最近は私の好みから些か遠ざかっていたものの、今回は一転して嘗ての感動が蘇るほどの素晴らしい味わいでした。

    今後はこの味で安定し続ける事を切に願いたいと思います。

    ご馳走さまでした。