文京区本郷のこうや麺房に初訪。
四ツ谷の志那そばこうやの姉妹店との事。
メニューは雲呑麺を看板に志那麺、叉焼麺、高菜麺やその併せメニュー、ご飯物、ビールとおつまみメニューなど、麺屋というよりは昔ながらの町中のラーメン店と言った感じ。
食券機は当然なく、メニューは席にある文字だけの手書きメニュー、カウンターより多いテーブル席、暗い店内、口頭注文に手書き伝票に後払い、伝票管理も料理提供もシステム化されておらず全てアナログ、故に繁忙時なども厨房と提供側で息が合っておらず、いわゆるデシャップに麺が溜まると提供側が混乱する…みたいな感じ。
この日も親子ほどの年の差の男女(母と息子と言ったところか?)2人で、調理を男性、提供や会計に皿洗いなど他一切合切を女性が請け負っていたが、女性側の注文が男性側をカチンとさせたのが客席まで伝わってくる、良く言えば人間味溢れるお店。
看板の雲呑麺は雲呑を3個と5個から選択出来たので3個をオーダー。
スープは豚骨醤油、麺は細縮れ(平打ち縮れにも変更できるとか)、雲呑は肉雲呑。
店内は臭いはないが、着丼するとそれが豚骨である事がすぐに分かる芳しい香り。
近年多く見かける、スープのこってりとした質感や口の中のベタつきで豚骨の存在感を表すスープではなく、味に豚骨の存在感が凄い。醤油との相性も素晴らしくこれは美味い。
麺はガバっと揚げてそのまま口に運びたい昔ながらの麺、チャーシューは薄切りながらに肉と脂のバランスが良い、雲呑は肉密度が高く、スープを良く吸収していて美味い。
雲呑は単品でも提供されており、酢醤油などの食べ方が薦められえていたが、恐らくどんな味にも合う作りなんだろう。
スープまで完食、美味しかった。