かもがら、とりがらだしのしょうゆラーメン（900円）

静岡県は島田市。六合という小さな駅から歩く事20分の場所にある「ラーメン Le Dessin(ル デッサン)」へ。まるでカフェかというようなお洒落な店です。店主がフレンチ出身との事ですので、その辺もこだわってるんですね。こちら食券制ですが、いざとなると迷ってしまうほどのバリエーション！「鴨がら鶏がら」「岩手ほろほろ鶏」「函館ホタテ」「藤枝一黒しゃも」のベースにそれぞれ醤油と塩と味噌が！他に冷やしまであります！で、結局のところ、「困った時は左上」の法則に則って、「かもがら、とりがらだしのしょうゆラーメン」にありつけました。待つ間に淹れたてのお茶を出してくれるのが流石の島田市か。数分後、着丼です。わ！何と綺麗な麺線！箸を付けるのが勿体無い…。とはいえまずスープを一口。柔らかな油の旨味に続いてややビター感のある醤油の味。で、ん？あ？ん？滋味ある鶏の旨味に何となく獣系の風味が…。これ鴨がらの風味ですかね。鴨だしと聞くと和風の鴨南蛮を想像してしまいますが、フレンチからのアプローチだとまた違った美味さになるという事鴨しれません。これはクセになる美味さです！細ストレート麺はやや硬めですが、スープも良く拾い上げ、啜る際に鴨と鶏の良い香りも連れてきてくれます。食感も◎です。チャーシューはやや薄めのバラチャーシューで、スープよりやや甘めの味付け。これが絶妙な美味さで、豚らしさと脂の旨みが見事に調和しています。味玉は白身がかなり柔らかめで、とろっとした黄身の甘さとのバランスが素晴らしい。何とも楽しませてくれる一杯、また訪れて他の味も楽しみたいと思った一杯でした。