• Extreme

  • vol.164

    今日明日の売上の全てを、台風15号の被災者支援のために使うとのこと。もとより伺う予定でしたが、若い人が世を思い志を持ってやっていることには大人が後押ししなくてはとの思いも。提供品はこれまでの集大成かつ、鰹出汁のサイフォン仕立てなど野心的な取り組みも。
    まずチャーシューと玉子の盛り合わせが運ばれて来る。これだけでかなりの内容。その後スープと麺が並ぶともう立派なコースのような見た目。塩で味わいサイフォンで煮出した鰹出汁を少量加える。食中に鯛出汁が供され、鶏白湯と鯛出汁が複雑に絡み合う。料理としてスケールがかなり大きくなったのは採算を度外視したためかそれとも被災地支援への思いの強さかは量りかねるものの、これを受け止める大人もまた、相応の態度で臨まねばなるまいと思わされたひと時だった。