• 比内鶏肉そば(790円)

  • 秋田県にある「自家製麺伊藤」を兄と共に営んでいた弟が独立開業したのが東京の「中華そば屋伊藤」 そこの次男が開業したのが赤羽の「自家製麺伊藤」現在はさらに3店舗に拡大し、内2つはビブグルマン店。

    赤羽本店のWebより取り寄せ。本日は比内鶏と煮干しの合わせ技タイプを。

    九十九里まで店主自らが出向き、浜で直接買い付けをする煮干。これを一杯あたり80g以上使用していると聞く。盛り付け時から煮干がよく香る。事実かなりの煮干感で、ブランド鶏の比内鶏は完全に下支えと化している。煮干特有のエグ味や苦味が全く無いわけではないが、それを封じ込めず上手に活かしてある。嫌な味わいは無く、豊かで旨みの濃いスープ。量は他店と比してかなり少なめ。250cc程度か。

    柔らかく煮込まれた5ミリ角ほどの玉ねぎが浮き身に使われているのが珍しい。食感しっかりめ、やや厚めカットのバラチャーシューが4枚。脂身はトロトロ身はしっかりで美味い。

    自家製の低加水ストレート中太麺は、いわゆるパッツン系だが、かなり個性的。かためのザクザク食感で、ポキポキの一歩手前。麺長はやや短めのジャストで、とてもすすりやすい。茹で前140g

    近年流行った極ニボ系ほどエゲツないスープではなく、ニボ感満載ながら良品を丁寧に仕込まれたことが伺える美味しいそばだ。感心しつつ完食完飲。ご馳走さま。