福島県から離れる事になり、寂しいと思わされる理由のひとつは、ここ芭蕉亭に行けなくなる事。
「ラーメンとは人生である」
これは、古代ローマで生まれた名言であるが、俺もそう思っている。
スープはその人の性格、嘘はつけない味だ。
麺はその人の生き様、コシがあるかどうかが肝心である。
具はその人の身につける服、飾らなくても良い、ただ必要なものがあれば...。
4月から東京都で働くことになったが、俺は芭蕉亭を忘れない。
いや、必ず食べに帰ってくるさ。
その時まで、このチャーシューメンに少しでも近づけるような人生にしたいと、心から強く思うのであった。
(美味しかったナリ)