御徒町佐竹商店街近くにあるお店。
麺は蕎麦を意識して全粒粉含有率等を計算し尽くして作ったお店オリジナルの麺。
麺はうどんを作る製麺所にお願いしているからなのか、店主さん曰く細くてもかなりコシがあるものになったとのこと。確かに細麺なのにすごいコシがあって喉ごしが最高。ちなみに麺はつけ麺もラーメンも同じ麺とのこと。まぁ、この麺ならどんな食べ方でも負けることはないわな。
出汁は二種類。カツオ出汁と胡麻出汁(担々風)。
特にカツオ出汁がべらぼうに旨い。まんま蕎麦屋のつけ汁の様な味なんだけど、東京の蕎麦屋の出汁みたいに醤油ガツンではなくカツオ感強め。
鰹節の問屋さんと共同で一生懸命開発した出汁なんですよ…という店主さんの言は納得の一言。
これなら中華麺との相性もいいわな。
そして「足りなかったらどうぞ」とガラスボトルに入った出汁も出してくれちゃいます。
「これ出汁だけ飲む人いますよね?」と聞いたら「ガラスボトル半分以下まで飲む方いるんですよ。本当はこの出汁だけが売りじゃないんですけどね~」と苦笑い。いや、この出汁の為なら通う人いるって!!それくらい旨いもん。
この出汁で麺を食べると、一瞬蕎麦食べてるように錯覚します、マジで。でも後味にちゃんと小麦がいるという、本当に不思議なつけ麺。
チャーシューも味がしっかり入っていてトロトロと旨い。「今日のは脂身多めなんですよねぇ」と言う店主さん。
いや、でも美味しかったですけどね、私個人は。
味玉は特製の出汁に漬け込んでいて、崩すと黄身がドロ~っとなるタイプ。漬け込んでいるとはいえ、味のくどさは全くなく、これまた旨い。
そのドロ~っと出た黄身が麺に絡んで、それをカツオ出汁で食べるとまた最高。
最後にその残ったカツオ出汁を、一緒に出してくれた割り用のポットに入ったお湯入れて飲むんだけど、お湯で割るとカツオだけじゃなくて、昆布も感じられるようになります。
海の風味が遠くにいる感じ。
久しぶりに「やられた!」と思える旨い一杯に出会えた気がした。
また来よ。