• 特製ラーメン(1150円)

  • 横浜市民にとって、ハマっ子にとって、なくてはならない食文化の一翼である「ラーメン」の世界。
     
    特に横浜市内には「家系ラーメン」「サンマーメン」の2大ご当地ラーメンがあり、多くの方々から人気を集めていますよね。
     
    さて、今回紹介するのは旭区白根にある「横浜ラーメン 弐七家(にななや) 白根本店」さん(以下「弐七家」さん)となります。
      
     
    最寄駅は相鉄線の鶴ヶ峰駅か西谷駅になりますが、どちらも歩いて20分ほどかかる立地なので、お車で通われる方も多いようです。
     
    清潔感もある、脂でベタベタした店内ではなく、清掃が行き届いているのが嬉しいところ。
     
    他のお客さまが多くいらっしゃったので内観は撮りませんでしたが、席はカウンター7席と4人がけテーブル3卓があり、お子さま用のかさ上げイスが完備されているなど家族づれにも優しい印象。
     
    注文もわかりやすい前払い食券式で、ホール担当の女性スタッフもいつもながらニコニコと丁寧な接客です。
     
    ◆特製ラーメン(1150円)
     
    「弐七家」さん自慢の一杯。好みは全て「ふつう」で。
     
    具材の内容も充実していて、のり5枚・チャーシュー2枚・味付けウズラ3個・ほうれん草80g・九条ネギ40gという豪華さ。
     
    まずはスープから頂きましたが、一口飲んで優しさあふれるスープ・・・。
     
    かと思いきや、後から後からガラの旨味と鶏油の香りがグイグイ押し寄せてきます。
     
    最初に醤油の塩味をガツンと感じる「醤油豚骨」も良いですが、このトゲトゲしていない、優しくも力強い出汁の味わいを活かしたスープは、本当に美味しいですねぇ。
     
    食べた後で喉も乾かないし、いつまでもお口の中にガラから煮出された旨味がジワジワと残る、旨味で勝負のスープ。これは美味しいです!
     
    麺は、家系らしい太めのもっちり麺で、しっかりと縮れた麺にスープがよく絡みます。
     
    噛みごたえもモチッモチッとしており、「いま小麦を食べているのダ!」という実感を感じられます。
     
    海苔もスープに浸してもしっかりと形をとどめており、食感と香りも素晴らしい海苔です。
     
    ほうれん草は食感もよく、かなりの量があってこれだけで野菜不足が解消できそうです。
     
    正直、こんなにサービスしてしまって赤字になってませんか? と心配してしまうほど。
     
    チャーシューは、ちょうど良い厚みのものが2枚。
     
    見た目ではしっかりと食感を活かした、ミッシリ系のチャーシューと思いきや。
     
    箸で持ち上げるとホロホロと崩れていく、とても軟らかく煮込まれたものでした。
     
    味付けもハッキリしているし、スープとの馴染みもよくて、これは食べて嬉しいチャーシューです。
     
    ◆味付玉子(150円)
     
    ここ「弐七家」さんで、是非とも食べていただきたいのが味付玉子。
     
    レンゲに乗せるだけで分かるプリプリな食感です。
     
    白身、黄身ともに味の染み込みが良くて、実に丁寧に手間をかけて作られているのが分かろうというもの。
     
    ◆◇◆後記◆◇◆
     
    この「弐七家」さんは、実は地域で人気店。
     
    この日はお昼前に訪問しましたが、その時点で満席に近い人気ぶりで、店頭の看板によれば行列ができることもあるそうです。
     
    実は、この「弐七家」さんはコロナ禍の前に何度か通っていたお店です。
     
    コロナ禍のころは確か休業されていて、それから足が遠のいておりましたが、根岸にある美味しい油そばの専門店の本店さんであるという情報を得て、久々に再訪させていただいた次第です。
     
    やはり、何年たっても美味しいお店は美味しい。
     
    コロナ禍で力尽きてしまったお店も多く、これは日本の外食文化の危機と嘆いていましたが、やはり「弐七家」さんはコロナ禍をものともしない実力店なのだなぁ、と実感したのでした。
     
    旭区白根の「横浜ラーメン 弐七家 白根本店」さん、お試しを!