• 真鯛と鶏白湯そば

  • 今年の8月1日、「はまんど横須賀」が店を閉めた。
    横須賀在中のラーメン好きな人は、ご存知であろう人気店。
    ワタクシもこの店の前身である「麺屋こうじ」さんからのファンで家族でよくお邪魔させて頂いたものである。

    この家族で行けるというのがポイントで店長の人柄を現すような優しいお味で子供にも大丈夫そうなラーメンなのだ。

    閉店までには必ず行っておかねば、行くタイミングを測ってた矢先に長期出張の名が下った。
    なんたるタイミングなのだろうか。これも出張族の宿命なのか。
    「いつでも行ける」「まだ大丈夫だ」という近場故のおごりに他ならない。
    「幸運の女神には前髪しかない」ということわざが重くのしかかる。

    かくして「はまんど横須賀」の最後の一杯を食べ損じ、後悔した日々、4ヶ月。
    ネットの真しやかな情報で「麺屋こうじ」が復活するというのだ。
    ただ信憑性の薄い東◯スポーツ並みの疑わしい情報筋からの情報だけに、素直に喜べない。

    昨日、ふとTwitterをチェックすると「自家製麺こうじ」の小洒落た看板の写真があがっているではないか。
    Twitterを詳しく読むと昨日オープンしていたらしい。
    しかも16:30〜21:00までの夜営業のみであるという。

    ぬかった。俺としたことが。
    ホントは家族で行きたかったが、子供達は昨日ラーメン食べたばかりだ。連れて行くわけにもいくまい。

    子供達にはちょっと父さん母さん買い物に行ってくるからと出撃。
    子供達もこの時期だけにもしかしたクリスマスのプレゼントを買いに行くのではと淡い思いがあったのだろう。
    「いってらっしゃい」の声も上ずって聞こえた。
    ごめん。子供達よ。ただラーメン食べにいくだけの親達を許したまえ。アーメン。

    流石人気店の復活だけあって30分以上前に到着するも12人待ち。さらに我々の後ろにも人また人の行列。

    待ちに待ってようやく来店。
    レギュラーメニューにすべきか限定にすべきか大いに迷う。「こうじ」さんの限定の鯛食べたことなかったので、真鯛と鶏白湯そばをセレクト。

    戻ってきた「こうじ」さんのラーメンが。
    相変わらずのトッピングの多さ。変わらない。
    スープは一口飲んだ瞬間に鯛の香りがふわっと香り、後から鶏の味がじわっと「うめぇー」。

    特筆すべきは麺。自家製麺を謳っているだけあり麺がめちゃめちゃうまい。細麺だったがコシがあり小麦粉のいい香りがする。

    美味しかったです。
    ご馳走さまでした。

    さあこれから子供達の期待通りサンタになるべくプレゼントを買いに行くとするか。