• チャーシューメン(850円)

  • 2021年5月9日(日)

    昨夜は最近「SUSURU TV」で知ったこちらの店を初訪問。

    嘗て「吉村家」と「本牧家」で計20年近く修行された方が営む店との事です。

    18時51分に到着すると、店内の席は半分程度が埋まっている状況です。

    先ずは「チャーシューメン」の食券を購入し、食券を渡して「全て普通」と伝えると待つ事7分ほどでラーメンが到着です。

    スープは乳化が比較的抑えられていて、尚且つ鶏油も結構少なめに留められています。

    先ずはスープを飲んでみると、醤油や出汁の風味が極めて優しく収まっている印象です。

    ただ、出汁の風味は控えめであるものの、豚骨のコクや旨味と共に鶏ガラの風味がバランス良く効いた味わいです。

    次に麺を食べてみると、多加水寄りの中太麺が適度な硬さに茹でられていて、噛み締めると靱やかなコシや歯応えと共に小麦粉の強めな風味を感じます。

    麺箱には「酒井製麺」と記してありましたが、直系店で食べた時に比べて麺の風味が舌に一段と鮮明に伝わる様な気がします。

    スープの味わいが直系店よりも穏やかである為に、同様の麺であっても相対的に風味が舌に伝わり易い事が理由と思われます。

    次にチャーシューを食べてみると、醤油ダレで若干強めに味付けされた豚肩ロースの煮豚が適度な厚さにスライスされています。

    肉質は弾力を保ちつつも柔らかく仕上がっていて、噛み締めると醤油ダレの味わいを背景に赤身の旨味や脂身の甘味が舌に鮮明に伝わります。

    食べ終えた感想ですが、穏やかな味わいに纏まりつつも家系のルーツが存分に伝わる味わいでした。

    ただ、私個人的には味わいが些か優し過ぎて、今一つ食べ応えに欠ける印象がどうにも否めません。

    改めて訪れる機会があれば、次は好みを「油多め、味濃いめ」と伝えて今一度試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。