• 辛ミソラーメン(辛さ3、山椒、にんにく) 、半熟味玉(950円)

  • 丸鶏と煮干しベースの辛味噌味のスープ。粗びき唐辛子たっぷりで、見るからに辛そう。味噌は新潟県妙高産の毘沙門みそ、その熟成期間の異なるものをブレンド。
    辛さは0〜5の6段階あり、2が中辛で5が激辛。初めてなので様子見の3で。山椒の有無が選べ、にんにくは入れても構わないか訊かれる。麺は自家製の中細縮れ麺。濃厚スープがしっかりと絡む。
    レアチャーシューは厚みがあって、柔らかくてジューシー。味玉は黄身が液状の半熟。味噌だまりで味付けされている。玉ねぎ、ひき肉、もやし、きくらげは、雪平鍋でスープと合わせたもの。具は他に青ねぎ。
    野菜とひき肉の山の上には、かんずりが乗せられる。かんずりとは唐辛子、糀、柚子、食塩などから作られる妙高産の辛味調味料。

    まずはレアチャーシューに熱が入りすぎないよう、ライスの上に退避させる。
    スープは思った以上に辛味が強く、辛さ5にしなくてよかったと内心ホッとする。時々むせながら麺を啜る。
    玉ねぎの甘味と食感が印象的。ひき肉もたっぷりで食べ応え充分。だが、それ以上に細切りにされたきくらげの食感が面白い。
    味噌ラーメンにきくらげを入れる発想はなかった(これ、麺's気炎万丈でも書いたな)。

    元のスープがかなり辛いので、かんずりを溶くとさらに辛味としょっぱさが増す。これは中盤以降に少しずつ使用するのが正解かね。
    野菜もひき肉も充分すぎる量があるので、それだけで麺が食べ切れる。また、温くなったスープを飲むと、辛さの中にもしっかりとした甘さが感じられる。
    穴あきレンゲの用意もあるが、完食するなら必要ないよね。卓上の調味料もね。

    ライス 小(妙高産コシヒカリ)(100円)は店主の叔父が生産した新米を使用。魚沼産に負けない旨味との触れ込み通り、ふっくら美味しく炊いたもの。
    味の濃い辛ミソラーメンとは相性抜群。加えて、退避させたレアチャーシュー。逸品な上に少し付いたかんずりもアクセントに。
    さらには、残しておいた半熟味玉。味がしっかり染みており非常に美味。箸が止まりようがないラインナップ。
    そんなこんなで、今回はライスの方を先に食べ終えた。

    店主から「辛さは大丈夫でしたか?」と訊かれたので、笑顔で「ちょうどよかったです」と答えたけど、ちょっと辛かったですσ(^_^;)
    おかげで、山椒もにんにくもそれほど強くは感じなかった。思いきって辛さ0にすると、案外見えてくるのかもね。