• ラーメン並+キャベツ(950円)

  • 三田に寄る機会があったので学生時代以来の再訪。本当はラーメン二郎三田本店に向かっていたものの、SNS時代を経てすっかりと観光地化していたのでこちらに。
    私が三田に通い出した2015年4月にまさに日吉武蔵家から独立してオープンした印象深いお店。

    コール。硬め・濃いめ・ライス。

    着丼。言わずと知れた武蔵家系。横浜日吉育ちとしては実家のような安心感。
    奇を衒う店ではないのです、学生たちの日常食なのです。

    スープ。家系というか武蔵家の味。いい意味で尖っておらず、万人受けする味である。
    濃厚豚骨だけれども臭みや粘度があるわけではなく、程よい旨味でコクを出している。
    醤油の塩分が強すぎるわけでもなく、とても飲みやすい、飲み心地の良いスープ。
    学生時代ならライスで完飲していたところ。危ない。

    麺。この麺の黄色さは青春の色。
    武蔵家御用達の酒井製麺。多加水の中太ストレート。
    モッチリ食感で歯応えがあり、甘みを感じるツルツル麺。
    最近はもっと太めの店もよく見かけるけれど、これくらいが丁度良い。
    だって僕らにはライスが待っているのだから。

    トッピング。
    チャーシューは立派なサイズの柔らかなロース。どうしてこんなにもスープとの相性が良いのだろうか。
    ほうれん草を最も美味しく食べられる料理が家系ラーメンなんだという格言がある[要出典]が、このクタクタにスープを吸ったほうれん草はいつ食べてもたまりませんね。
    キャベツもほうれん草同様にクタクタにスープを吸って美味しい。ラーメン界のロールキャベツである。
    武源家スペシャルは人気トッピングの詰め合わせであって、トッピング全部入りではない。キャベツやわかめにメンマなど、単品トッピングは意外と豊富である。キャベツをまだ試したことがない方、是非一度お試しあれ。
    海苔は3枚。スープとライスの橋渡し役。スープに浸してライスに巻くのが良い。こういった食べ方をかつて教えてくれた友人たちに感謝。

    卓上トッピング。沢庵、黒胡椒、生姜、ニンニク、豆板醤、白ごまなど。黒胡椒と生姜と白ごまは味変で使用させていただきました。

    やはり日吉武蔵家系は安心感がありますね。また三田に来る機会があれば。