茂司ら～麺(中太麺)（830円）

実は先日の1杯を食べる前、松本零士先生の訃報を知りました。
氏の作品｢銀河鉄道999｣でラーメンは｢人類の口の永遠の友｣と称され、人工的に作られたラーメンが多い中、天然のラーメンを食した鉄郎が感激する、なんてエピソードもあるくらいで。
ですから、先生に捧げる1杯のつもりで食べたのですが、作品に出てくるラーメンとはあまりにもかけ離れた1杯。
なので、食べ直しにと向かったラーメン店の店内で、笑福亭笑瓶師匠の訃報を聞くという・・・
閑話休題。
今日は表参道で降り、課題であった麺亭 茂司へ。
お店はバーかのような外観。
中で先客1がちゅるちゅるら～麺啜り中。
注文はメニューを見ながらコールし、先払い制でした。
色々種類はあるものの基本であろう茂司ら～麺を。
麺は中太麺と細麺から選べるので中太麺。
いつも通りスープから。
とろーり粘度を感じさせ、鶏と節の味が感じられるブレンドスープ。
お店の能書きには野菜とすっぽんのスープも加わっているとあり、名付けてSGJスープだそうな。
自信作のスープなのでしょう。
麺は縮れた中太麺で喉越し良し。
スープもきっちり絡んでいます。
叉焼なども良い仕上げでした。
でも、先述の訃報を聞きながらのら～麺はちょっと複雑な気持ち。
一度目の大動脈解離で助かった後、師はだいぶ健康に気遣っていたと言います。
気遣ったから7年生きられたと見るべきか、人間いつ死ぬかわからないと見るべきか。
少しだけ、ラーメン控えようかなと思いつつお店を後にしました。

ショップカードは店員さんに聞いたら出していただけました。