〆ガーリック炙りチーズ飯(400円)とともに
これはカレーラーメンとは違う。室蘭・苫小牧系のカレーラーメンはカレー感が強いが、このラーメンはラーメンスープのアクセントとしてカレー粉を使った感じでラーメン感が強い。タイミングとか調合のバランスの問題もあるとは思うが、このラーメンはカレー風みのラーメンであり、カレーラーメンではない。出汁が素晴らしく、まずははまぐりがドーンと来て次に豚骨の味わい、その奥に舞茸の美味しさ。出汁がカレー粉に負けないために主張しまくっているが全然苦にならない。そして、存在感はそれほど出していないのに背脂。歯触り、口中の食感を微妙に刺激して面白い。その強烈な出汁のうえに、なんだろう?塩ダレ?。そしてカレー粉。粉々しくなくなるくらい炒めてあるかと思われ、カレーの風味はするけど強すぎない。絶妙な味のバランス。このスープは凄いわ。で、平打ちピラピラ麺り麺そのものが美味しいのにすーとの相性抜群。トッピングは、茹でキャベツ、紫玉ねぎのくし切り、豚ロースのレアチャーシュー、太メンマ、岩海苔、カスメリティ、と謎のフライドチップ。玉ねぎ?細く細かく微妙に赤みがかった色のカリカリふわふわ感のある不思議なトッピング。面白いと思う。その上に糸唐辛子。いやあ、キャベツのリセット、玉葱の余熱が入って少しクタッとした食感と香り。くどくなるが、カレーラーメンではなくカレー風味ラーメン。で、〆飯。店主さん得意のジャンキー感の強い茶漬けというよりおじや風。ニンニクチップや黒磯海苔とカレー風味スープが奇跡のバランスでカレーおじやに変身。炙られて香ばしさを纏ったチーズとカレースープが抜群に合う。店主さんのキノコ使いの上手さとカレー愛に脱帽。ごちそうさま。