• かぶそば(正油)(1100円)

  • 2021年1月13日(水)

    昨夜はラーJDの強いリクエストで久々にこちらの店を訪問です。

    18時18分に到着すると、カウンターは満席であるものの、テーブル席は充分空いている状況です。

    私は限定の「かぶそば(正油)」、ラーJDは「はるゆた味玉らーめん(正油)」を注文しました。

    また、2人共「レモンサワー」を頼むと共に「鶏チャーシュー盛り」と「ちゃーしゅーごはん」を注文しました。

    そして、先に出て来た「鶏チャーシュー盛り」をツマミに「レモンサワー」を飲みつつ待つ事15分ほどでラーメンが到着です。

    淡色の醤油スープにストレート中細麺、その上にはカブのペースト、チャーシュー、様々な種類や切り方のネギ、メンマ、車麩、素揚げしたカボチャ、マッシュルームが乗っています。

    先ずはスープを飲んでみると、穏やかな醤油の風味や塩味と共に、仄かな甘味や辛味を帯びたカブの瑞々しい風味が口の中に広がります。

    レギュラーの「正油」に比べると醤油感が明らかに落ち着いていて、尚且つカブの風味を与えた事で乾物魚介の風味が背後に退いている印象です。

    尚、カブのペーストは下し金を使って丹念に摺り下してある為に、キメ細かな舌触りを与えつつも根菜の繊維質による食感を存分に保っています。

    次に麺を食べてみると、コシと風味を見事なバランスで保っていて、尚且つカブのペーストが存分に纏わり付く為にカブの風味が舌に鮮明に伝わります。

    一方、チャーシューはレギュラーと同様に豚バラ肉と豚腿肉の焼豚ですが、燻煙の風味はさほど纏っていないものの豚肉自体の旨味が極めて緻密に凝縮されています。

    また、ザク切りのネギはヌメリを残しつつもネギ特有の苦味を含む事なく、良質なネギが持ち合わせる清々しい風味や甘味を存分に保っている印象です。

    因みに、食べ進めるに連れて何故か醤油の風味が次第に強さを増して来て、最後に再びレギュラーのスープと飲み比べてみると始めに感じたほどの明確な差を感じません。

    食べ終えた感想ですが、良質なカブやネギの風味を存分に押し出していて、素材に拘るこちらの信念が伝わる素晴らしい味わいだったと思います。

    ただ、私個人的にはやはりレギュラーの「正油」の方が自分好みの味わいに感じました。

    改めて訪れた際には久々に「はるゆたからーめん(正油)」を食べてみたいと思います。

    ご馳走さまでした。