• 塩煮干し(900円)

  • 篠はらさんで塩があったら、素通りするわけにはいかない。

    醤油をいただいた段階ではまだ残っていた。
    混んでなければ、連食を頼もうか考えたけれど、どうも外に並びが出ているようで、外に出た。
    5人の方が並ばれていた。

    ゆっくり歩きながら考える時間をもつ。
    身体は自然にまた篠はらさんへ向いていた。

    塩煮干しは昨日食べた。今日醤油を食べた。
    が、煮干しがあるというのに、お前は素通りできるのか⁇⁇⁇という声が降り注いで来る。

    素通りなどできるわけがないじゃないか........

    お帰りなさい、の丁子さんと篠原さんの声に迎えられる。

    「煮干しですか?」と篠原さんから声をかけられる。当たり前とも言える。きっと私が何も言わなくても、塩煮干しを出してくださったともおもうが。
    「それとも、おいしかったので醤油おかわりですか?」と篠原さん。全て読まれているのだ。

    本当に醤油も良いなあ、と思ってしまうのだから。いやいや塩煮干しのために帰ってきたのだ。いや、再訪したのだ。

    サービスでチャーシューを増していただいた。大増しだ。

    この澄んだスープの旨みと爽やかさと味わいの深さとが時間を超越して絡んで来る。
    モディリアーニ的時間が流れて行く。