• 辛スタミナ中華(辛さ3)+生卵1個(1030円)

  • 2021年11月2日(火)

    昨夜は仕事帰りに寄り道をしてこちらの店を初訪問。

    噂では「アリラン」と「あさ利」に「二郎」を融合したラーメンとの事です(汗)

    19時37分に到着すると、店の前では2名の先客が入店待ちの状況です。

    標準は辛くない「スタミナ中華」の様ですが、折角ですので「アリラン」や「あさ利」に一層寄せた「辛スタミナ中華」を選択しました。

    尚、食券を渡す際に辛さのレベルを尋ねられた為、今回は5段階の中間である「3」を選択しました。

    ただ、一番辛いレベルは「1」との事ですが、店側が別の客に説明していた話では標準的な辛さは「5」との事でした。

    そして、外で待つ事5分ほどで店内に案内され、席に着いて待つ事8分ほどで無料トッピングの選択を尋ねられました。

    今回は「ニンニク、あぶら」と伝えると、間髪入れずに待望のラーメンが到着です。

    スープには真紅の辣油が大量に浮いていて、縮れた太麺の上にはチャーシュー、牛モツ、炒めた粗切りネギや玉ネギ、生のニラが乗っています。

    また、具材の上には粗挽き黒胡椒と唐辛子のパウダーが掛けられていて、器の両端には無料トッピングの刻みニンニクと背脂が盛られています。

    一方、生玉子は別の器で提供されていて、卓上に貼られた説明を読むと酢を加えてすき焼きスタイルで食べる方法がお勧めとの事です。

    先ずはスープを飲んでみると、醤油スープに辣油で辛味を与えているものの、私が味わう限りでは圧倒的に辛味が勝っている印象です。

    出汁は動物主体の様ですが、辛味が強過ぎて内容までは判断出来ず、尚且つスープが冷めるに連れて若干魚介的な風味が姿を現します。

    また、醤油の風味は抑え気味である一方で、嫌味の無い仄かな甘味を感じるものの、とても正体までは判別する事が出来ませんでした。

    次に麺を食べてみると、低加水寄りの太麺が硬めに茹でられているものの、比較的グルテン化した小麦粉の適度なコシを保っています。

    ただ、麺にはスープと共に辣油が強く絡み込む為に、噛み締めても尚過剰な辛味に遮られる事で麺の甘味が些か舌に伝わり難い印象です。

    次にチャーシューを食べてみると、豚肩ロースの煮豚が相当厚めに切られていて、一方豚ロース肉と思しき煮豚が塊状に切られています。

    何れも極有り触れた仕上がりではあるものの、辛味が支配する味わいの中で素材の旨味や甘味を感じる事が出来るオアシス的な存在です。

    一方、玉ネギはホクホクとした食感と仄かな甘味を与えるものの、粗切り過ぎてラーメンの具材としては些かバランスに欠ける印象です。

    とは言え、粗切りの玉ネギが「アリラン」の象徴である為に、インスパイアを謳う以上は粗切りに拘る必要がある事も重々理解出来ます。

    尚、溶き玉子に漬けてすき焼きスタイルで食べてみたものの、辛味が収まると共に玉子が主張を強める事で些か呆けた味わいに感じます。

    食べ終えた感想ですが、決して悪くはないものの、私個人的にはさほど惹かれる味わいではありませんでした。

    背脂やニンニクを混ぜても尚辛味が優っている為に、食べ進めるに連れて辛味一辺倒の味わいに次第と飽きてしまいます。

    改めて訪れる機会があれば、次は「辛スタミナ中華」の辛さ「5」か、或いは辛味の無い「スタミナ中華」を是非試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。