• 追い鶏節らーめん正油(990円)

  • 2022年1月8日(土)

    本日はラーコンパニオンのリクエストでこちらの店を訪問です。

    尚、今回彼女から与えられたラ活のテーマは「G麺7系列店巡り」です(笑)

    因みに「G麺7系列店」とは横浜を代表するラーメン職人である「後藤将友」氏が上大岡を中心に展開する店舗グループです。

    そして、こちらは後藤氏が横浜の名店「浜虎」から独立して最初に立ち上げた1号店となります。

    開店6分前に到着すると、店の前では既に7人の先客が開店待ちの状況です。

    開店と共に店内に案内され、私は「追い鶏節らーめん正油」、彼女は「らーめん正油ワンタン入り」と「味付玉子」の食券を購入しました。

    そして、席に着いて食券を渡すと、待つ事10分ほどで待望のラーメンが到着です。

    醤油スープにはテボに入った鶏節が浸されていて、艶やかな中細麺の上にはチャーシュー、メンマ、ナルト、カイワレ、刻みネギが乗っています。

    と言うか、追い鶏節をテボごとスープに浸して提供されるスタイルとは流石に想像していませんでした(汗)

    先ずはテボの中のスープを飲んでみると、濃密でいて燻製の香味を帯びた鶏の旨味が舌に存分に伝わります。

    一方、テボの外側のスープを飲んでみると、穏やかでいて奥行きに満ちた醤油の風味と共に、動物主体の重厚な出汁の旨味が口の中に広がります。

    出汁は鶏や豚の動物系と思われるものの、テボの外側のスープを飲む限りでは前回食べた「らーめん正油」に比べて味わいが些か異なる印象です。

    スープの構成自体は「らーめん正油」と殆ど違いが無いものの、自ら味わう限りでは前回食べた時に比べて豚の旨味が増している様な気がします。

    一方、大量の鶏節を使って直前に追い出汁をしている為か、豚の分厚い旨味が舌を通り過ぎた後にも鶏の旨味が余韻として至って明確に残ります。

    次に麺を食べてみると、若干多加水寄りの中細麺が適度な硬さに茹でられていて、グルテンのコシや風味を極めてバランス良く兼ね備えています。

    そして、麺にはスープが纏わり付く様に絡み込み、噛み締めると麺の甘味とスープの旨味が重なり合う事で味わいに更なる深い奥行きを与えます。

    次にチャーシューを食べてみると、皮付きの鶏胸肉は若干厚めにスライスされていて、尚且つ豚腿肉と豚肩ロースは薄めにスライスされています。

    何れも微かに燻煙臭を帯びていて、肉質の旨味が舌に素直に伝わるものの、ボイルとローストの何方で仕上げたのかがかなり分かり難い印象です。

    食べ終えた感想ですが、前回食べた「らーめん正油」に比べると極めて自分好みに近い味わいに感じました。

    ただ、それは追い出汁で鶏の旨味を与えた為と言うよりも、何方かと言うと豚の風味が増した事で麺との相性が高まった為である様な気がします。

    改めて訪れる機会があれば、次回は今一度「らーめん正油」を試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。