• 全乗せ地鶏脂まぜSOBA(1250円)

  • 2021年5月22日(土)

    本日はラーOLのリクエストでこちらの店を訪問です。

    12時51分に到着すると、店の前では22名の先客が入店待ちの状況です。

    店員さんに促されて食券を買おうとすると、何と目当ての「塩RAMEN」が販売中止になっていました!

    店員さんに尋ねてみると、現在新しい塩ダレを熟成中との事で、提供の再開は来週以降になるとの説明でした(泣)

    仕方ないので私は「全乗せ地鶏脂まぜSOBA」、ラーOLは「全乗せ醤油RAMEN」の食券を購入しました。

    そして、並び始めてから待つ事56分ほどで店内に案内され、席に着いて待つ事4分ほどで待望の混ぜそばが到着です。

    微かに縮れた中太麺にはタレが絡められていて、その上にはチャーシュー、メンマ、温泉玉子、味玉、削った鶏節、刻みネギ、海苔が乗っています。

    そして、麺には粗挽き黒胡椒が満遍なく振り掛けられていて、更に温泉玉子の上には茶褐色の微細な粉末が添えられています。

    因みに、茶褐色の粉末を若干舐めてみると、トリュフの極めて鮮烈な風味と共にバターに似た動物性油脂ならではのコクを感じます。

    先ずは店の勧め通り温泉玉子を崩さず混ぜ合わせて食べてみると、穏やかな塩味と共に鶏油のコクを帯びた味わいが口の中に広がります。

    醤油ではなく塩ダレを使う事で鶏油のコクや風味を保っていて、尚且つ油っぽさを抑える為に鶏油の使用自体も少なめに留めている印象です。

    一方、多加水寄りの中太麺は適度な硬さに茹でられていて、風味には些か欠けるものの靱やかなコシとモチモチとした歯応えを保っています。

    次にチャーシューを食べてみると、豚バラ肉や豚腿ロース肉、豚肩ロースの焼豚が何れも若干厚めにスライスされています。

    豚バラ肉や豚腿ロース肉は味付けが軽めに留められていて、噛み締めると緻密な肉質の弾力を感じると共に赤身の旨味や脂身の甘味が舌に素直に伝わります。

    一方、豚肩ロースは醤油ダレで若干深めに味付けされていて、噛み締めると醤油の風味が背景と化す事で赤身の味わいや脂身の甘味が舌に鮮明に伝わります。

    そして、麺を半分ほど食べた段階で温泉玉子を混ぜ合わせて食べてみると、半熟の黄身がコクを与える事で味わいに一段と力強さや円やかさが増す印象です。

    尚、乾燥トリュフと思しき微粉末も一緒に混ぜ合わせてみたものの、量が極僅かである為に麺や黄身と混ぜ合わせると一気に存在感が消え失せてしまいます。

    食べ終えた感想ですが、素材の素直に風味を巧みに引き出しているものの、混ぜそばにしては些か繊細過ぎて私個人的には若干物足りない味わいに感じます。

    因みに、ラーOLの「醤油RAMEN」のスープを飲んでみると、前回食べた時と同様に極めて素晴らしい味わいでした。

    この出汁を使った塩味が極めて気になるので、次回こそは「塩RAMEN」を是非試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。