加水が若干低めの中細の緩ウェーブ麺に、鶏と魚介系を合わせた出汁に白醤油までは行かないが色の薄い醤油だれを合わせた清湯スープがマッチする。トッピングは、豚バラのロール煮チャーシューと水菜と長ネギと細く割いたメンマとトロロ昆布。以前は支那そばをつけた店名だったのに今は支那そばを外しただの愛幸に店名を変更。確かに開店当時のひょが赤くなる炙ったチャーシューや、鶏に振り切った出汁などから地元小樽の好みに合わせた味に変化してきて、支那そばというより樽そばになってきた感じ。お昼近くには、地元の高齢者とガテン系のお客さんでほぼ満席になり、地域に根差したお店感が強い。以前の尖った味も素晴らしく良かったがこういう変身もありかな?と思う。女将さんがなくなってもおもてなしは変わらず、ランチにつける惣菜(この日はナスの鍋しぎ風)もごはんも美味しくコスパは抜群。残ったライスにスープをかけた茶漬け風もまた美味しい。良い意味で地域に根ざすための変化に成功したらお店。ごちそうさまでした。