• 中華そば(780円)

  • 2022年2月18日(金)

    今夜は仕事帰りに寄り道をしてこちらの店を初訪問。

    関東では有名なつけ麺専門店ですが、風の噂で「ラーメンが美味い!」と聞いて試しに訪れてみました。

    18時18分に到着すると、店内には先客が僅か数名のみの状況です。

    先ずは目当てである「中華そば」の食券を買おうとしたものの、数多のつけ麺メニューに紛れてボタンが中々見つかりませんでした(汗)

    そして、食券を渡して席に着くと、待つ事7分ほどで待望のつけ麺が到着です。

    燻んだ醤油スープには刻んだネギや柚子と共に油が浮いていて、黄色掛かった中細麺の上には角煮、メンマ、カイワレが乗っています。

    先ずはスープを飲んでみると、若干ながら角の立った塩味と共に、エキスが存分に溶け込んだ出汁の濃密な旨味が口の中に広がります。

    出汁は豚や鶏の動物系に乾物魚介と思われるものの、煮干しが味わいの大半を占めつつも動物系が重厚な旨味の土台を構築しています。

    一方、動物系は恐らく豚が主体と思われるものの、スープの表面に浮いたラードが豚の風味を与えている可能性も強ち否定出来ません。

    尚、塩味が若干強めな割には醤油の風味が控えめである事から、塩味は醤油の他にも煮干しから出た塩分が与えている様な気がします。

    次に麺を食べてみると、若干低加水寄りの中細麺が適度な硬さに茹でられていて、コシや弾力には欠けるものの小麦の仄かな風味を感じます。

    そして、中細麺にはスープと共にラードが存分に絡み込み、啜り上げるとそれらが舌に運び込まれる事で味わいに一段とコクが増す印象です。

    次に角煮を食べてみると、甘めな醤油ダレが存分に染みていて、口に入れると共に溶け出た脂身のコクや甘味が舌に極めて鮮明に伝わります。

    食べ終えた感想ですが、まるで「永福町大勝軒」の味わいを濃厚にした様なパンチの効いた味わいでした。

    私個人的には醤油ダレの量を僅かに減らすだけでど真ん中の味わいに仕上がる様な気がします。

    改めて他の店舗を訪れる機会があれば、次回も今一度同じメニューを試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。