「革新」と「繁栄」、 相反し、「相違」した諸刃の剣。
ラーメンにおいてその合間見えぬ両翼を携えているブランドの代表格と言えばやはり「王将」である。
18世紀に誕生した「ガリヴァー旅行記」の「バルニバービの医者」の一節が今世の「王将」の繁栄を既に予言していたのである。
「王将」はオフィシャルメニューは非強制的にし、推奨する側、各店舗に「量販店でありながら各戸たる個性」を推奨する、「2FACE」「HYBRID」思考の麺業最大手のアナーキー企業なのである。
学芸大学「餃子の王将」へ。
前置きが過ぎたが、21時過ぎに入店。
本当の所は学芸大学「双葉」に行きたかったが、LOが過ぎていた為、セカンドオピニオンとなった。
久々の「王将」。
やはり10代の頃より通えし竜宮城。
特に若い頃はポケットの裸銭で全てが手に入る事が出来る宝箱だったと記憶している。
この時間でパンパン、当たり前であろう。
上記述べた「オリジナリティ」はガン無視(では何故語った?😩」でデフォである「ラーチャー餃子」のラーメンセットをオーダー。
待つ事しばし…
思い出すのはいつも下北沢店。
20代、気持ちだけで先走った、うだつの上がらない仲間の下手糞なライブを観て奴らと飲み明かすWEEKEND。
楽しかった…俺はそれ以上にうだつの上がらない不明な洞窟でもがき苦しむ日々を過ごしていたからそれでも仲間が眩しかったWEEKEND。
そして何十年経っても王将は俺に「バルニバービの医者」の様に「改革」と「繁栄」の融合から生み出される「理想」を語りかける。
ご馳走様でした。
銃弾に倒れながらも、曇らないそのスピリット。
頑張ります、俺。