水曜日の19時着。待ち客なし。
蒲田駅西口から徒歩5分。
まず眼前に現れるのは、“極濃”の名に恥じない、どろりとした濃度のつけ汁。その色は深いグレー。ひと目で「これは本気の煮干しだ」と分かりました。スープは煮干しのビターさと旨味は濃厚で、雑味は極限まで削ぎ落とされたクリアな旨味が広がります。アクセントのゆずは、スープに爽快感をもたらし、いい役割を果たしています。
麺は力強い極太ストレート。ムチムチとした弾力と小麦の甘みが存在感を主張し、濃度の高いつけ汁をしっかりまとってくれています。
特製ならではのトッピングも魅力。低温調理のしっとりとした鶏チャーシュー、香ばしい炙り豚、トロッとした味玉が濃厚な煮干し世界に奥行きを作り出しています。
濃厚煮干しの最高峰とも呼べる一杯でした。今日も素敵な一杯に出会えたことに感謝します。ラーメンの神様に感謝です。ご馳走様でした。