• 背脂らーめん(840円)

  •    ★★大好き❗背脂‼️限定月間vol.7⚡★★
    +あえ玉(¥150)
    久々に来店したら、かつて店内に漂う寿司酢の匂いが幾分無くなった気がする。コロナ禍の中で清潔にしようとより真摯に取り組んだからかもしれないし、ラーメン屋としてやってきたなんらかが蓄積してきたのかも知れない。
    幾らか直しても基本的建屋は同じ中で寿司屋だった先代からの世代交代が時を経て成ったということなのかな。でも鯖の押し寿司は未だ健在✨
    鰹節の旨味に特化したラーメン。
    スープの表面には素揚げにした鰹節片と岩海苔。まずこれが鼻腔を擽る香りの大元。そして背脂を浮かせ、鶏豚魚介でかためた準こってりのスープの風味。自家製麺の加水率の高いツルンとしたのど越しのストレート麺をスープから持ち上げる時には、それらが一体となって箸が進む。
    あえ玉はたっぷりの魚粉で鰹節感を更にストレートに強調。麺の味・のど越しがより味わえていいが、風味が強すぎてややジャンク寄りに感じる。
    実際、鰹節だけじゃなく、煮干し類もかなり入っていると思うが、鰹節の強い風味・スープの濃いめの油脂の押しの前では脇役になってしまい、ちょっと分かりづらい😅
    これに酢じめにした鯖の押し寿司が果たして合うのかって言われると、自分には微妙なとこだが、今まであったものを全て蔑ろにして、また新たに始めるのは勇気のいることだし、まだ目の前に先代の顔があるならば、それもまた不遜にも思えてしまう。阿るところは阿るべきだ。
    あは(笑)そんな深刻めいて言っても血の繋がりのある一家の話なんだから、実の所はそんなんではないのかも知れないけれど、ついついそう思ってしまった…