2022年4月29日(金・祝日)
本日は2軒目に前々から気になっていたこちらの店を初訪問。
佐賀ラーメン発祥である「一休軒」で修行された方が営む今となっては貴重な店です。
ただ、最近まで佐賀ラーメンの経験が無かった為、先ずは佐賀で本場の味を確かめた上で訪れたいと考えていました。
12時27分に到着すると、店内には先客が僅か2名のみの状況です。
早速「九州ラーメン」を注文すると、席で待つ事5分ほどでラーメンが到着です。
きめ細かく乳化したスープは茶褐色を帯びていて、細麺の上にはチャーシュー、海苔、刻みネギ、紅生姜が乗っています。
第一印象として、既に見た目の段階で佐賀ラーメンとは完全に別物である様に感じます。
先ずはスープを飲んでみると、若干ながら強めな醤油の風味や塩味と共に、円やかな豚骨出汁の味わいが口の中に広がります。
油分が希薄である点は佐賀ラーメンと共通しているものの、醤油の角が鋭利に当たる事で骨髄の旨味が舌に伝わり難い印象です。
一方、店に入った際にも結構匂ってはいたものの、スープからも僅かながら熟成の臭気とは異なる豚骨特有の生臭さを感じます(滝汗)
私はこの生臭さが極めて苦手である事から、その後は麺やチャーシューを味わう事なく急いで食べ終えてから店を後にしました。
尚、店主は80歳を超えているとの事で、正しくこの方が嘗て「一休軒」で修行をされていたのだと思われます。
因みに、以前某老舗で食べた時にも同様な匂いを感じたものの、昔は好きな店であった事からレビューに残す事が憚られました。
その店主も80歳を目前に控えた年齢である事から、年を重ねるに連れて次第とこの匂いに対して感度が落ちるのかも知れません。
尚、80歳を超えている割には結構お元気そうな様子であり、一見頑固そうに見えるものの実際には至ってハートフルな方でした。
今回は一応レビューを書いてはみたものの、評価する事は強く憚られる事から総合と味の採点は敢えて差し控えたいと思います。
ご馳走さまでした。