• 温玉油そば(小盛)(920円)

  • とみ田さん王国と思いがちな松戸エリア。
    競うという考えもそもそもあれかもしれないが、
    その中で対抗馬を挙げるならイメージ的にここか。

    ずっと気になりながら未訪問が続いたが、
    ようやく折り合いがついての訪問。

    とにかくを兎に角と書くことを知らなかった時期は、
    「ウサギにツノ? 遊戯王かな?」
    とか思ったこともあった。懐かしい。

    初見はラーメンかと思いきや、
    油そばの注文率も高いと見てここは路線変更。
    自家製麺らしくダイレクトに楽しみたいし。

    雨の中8人くらいの外待ちで心が折れそうになるも、
    接続したらとにかく効率の良い回転で、
    着席着丼まで感心するほど短時間。

    鰹節に象徴されるように和風醤油の油そば。
    ダイレクトに感じられるカエシは
    やや酸味が強めの印象だが、
    そのエッジが効くことで輪郭もはっきりする。

    中盤に温玉を崩せばマイルドさも加わり、
    コーティングされた部分は違った表情を見せる。

    麺は油そばにして正解と思えるほど、
    ブリブリの食感と力強いコシがたまらない。
    爽やか系の醤油のタレや
    纏ってくる鰹節との親和性も抜群。
    あ〜、連食とはいえ小盛にしたの失敗だわ…

    具材は額面通りの活躍という向きだが、
    全体的に薄味な印象であくまで箸休めか。
    とは言え大判のチャーシューの食べごたえや、
    鰹節の風味の存在感も抜群。

    最後は豚骨魚介の割スープをいただき、
    つけ麺風、ラーメン風と楽しんできっちり締める。
    とにかく最後まで楽しめた。