• ラーメン+カレー(1000円)

  • 昨年秋ごろに、再オープンを宣言して、
    一度閉店した神田エリアの老舗が復活。

    以前は平日昼のみの営業で行けなかったが、
    再オープンに伴い土曜日も11時〜14時で営業開始。
    旧店舗で前を通ったときのあの風情は味わえなくても、
    行けるうちに行っておくべきと思い早々に訪問。

    10時20分の訪問でPP。
    開いたドアから見える店内は、
    ちょっと新し目の蕎麦屋さんのような印象。

    が、開店後の接客は平成初期を
    そのまま持ってきた感じの親しみのあるざっくり感。
    フランク感じでテーブルの相席に通される。

    ラーメン単品でもいいかなと思ったが、
    せっかくなのでカレーセットで注文してみる。
    ちなみにラーメン単品は700円。

    先にミニカレー、あとからラーメンの登場。
    カレーは小麦粉たっぷりの懐かしさを感じるタイプ。
    辛さは控えめで安心感のある味わいである。
    無理にとは言わないが
    連食でもなけれセットもおすすめである。

    本題のラーメン。
    これぞ東京中華そばと言える正統派の醤油ラーメン。
    1周回って映えと言えそうなビジュアル。

    思ったよりもオイリーだったスープは
    おそらく鶏ガラが主体となっており、
    どこか懐かしさを感じさせてくれる印象。

    少しだけ覗けた厨房で、平ざる仕上げの麺は
    細くともプリプリ感はしっかりと持っているタイプ。

    具材も何一つ奇をてらうことはないものの、
    素材の味や食感を丁寧に引き出している感想を持つ。

    このラーメンを新店がいきなり出しても、
    おそらくそんなに流行らないかと思う。

    歴史に裏打ちされたハコでこそ
    という部分もあると思うが、それが価値になるなら、
    トレンドに忖度せずにこの味を守って欲しい。