• 鶏・鯛・夏(黒七味入り麺)+鯛めし(1200円)

  • vol.120

    白石の若き俊英が放つ日時限定麺。コクのある鶏白湯を下支えに、鯛出汁が優しく上品な海の香りを添える。葱を巻いた鶏叉焼は胸ではなく腿肉か。炙りの香ばしさが楽しい。蓮根の歯触り、青と白の葱やばら海苔に、他では見ない紫蘇の花。

    ワタシもそうだが「おともやん=紫蘇使い」のイメージを固めつつある人も多いのでは。紫蘇をはじめとした薬味使いの妙は、今回もしっかりと踏襲されているように感じる。そして麺に練りこんだ黒七味の仄かなアクセントは、製麺も店舗で行うこの店の強みを存分に活かしたものとなっている。

    2杯目でもペロリと食べられてしまうのは味が良い何よりの証拠。うまいね!と声をかけるとニカっと笑う姿には自信と満足感が滲む。

    ごちそうさまでした。次回作も楽しみにしています!