錦糸町駅を挟んで北口と南口に至近距離である家系ラーメンの南口側。
系譜はたかさご家、出身は武蔵家大井町。
北口の「武の極み」に遅れる事数ヶ月、徒歩5分程度の至近距離に「系譜はもちろん、出身店まで同じ店をぶつけて、客層は被らないのか?」と疑問に思っていた。
やはり「武の極み」に遅れる事数ヶ月、やっと「室」にも来る事が出来たのだが、なるほど…同じ出身店とは思えない位まるで味が違う事がわかった。
店内は、近年では珍しい豚骨臭充満。
六角家系ならまだわかるが、武蔵家系でここまで凄まじいのは珍しい。
オーダーしたのは極上ラーメン(ラーメン→特製→極上→超)をお好み普通で。
ライスは並100円、食べ放題200円。
並でも十分に大盛りレベル。
麺は酒井製麺杉印。
同じ酒井製麺でもラーショ向けロットのカ印を使ってる武の極みとはこんな所から違う。
ちなみに詳しい文献によると、杉印(吉村家特注麺)の杉とは新杉田(吉村家創業地)の「杉」、カ印はラーショ本部がある蒲田の「カ」だそう。
スープを啜ると、店内に充満する豚骨臭に偽りない豚骨感、これはいい。
しかし、醤油の塩味をほとんど感じない?
あれ??
武蔵家出身でありながら武道家寄りの味である武の極みとはまるで違う味。
野中家直系の川島家でも感じた事だが、塩味の強さが想定を大きく下回ると「醤油入れ忘れてない?」と感じてしまうが、そのくらいの薄さ。
スープはすごく濃いのに味は凄く薄い。
コマチャーの味にスープの味が打ち消される程薄い。
塩味が苦手な人はこれで丁度よいのだろうが、ちょっと納得が行かない味だった。
でも、後味に残る豚骨の香ばしさはとても良いので何だか複雑である。